【モラ夫あるある】モラ夫がいると子どものしつけができない!作法も金銭教育もモラジャマが入る

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はし

保育士のママ友の言葉にドキッとする

子どもが小学生のとき、パートで保育士に復帰したママ友としゃべっていたときのこと。

「食事のときの作法ができてない子どもがいるんだよね。
あと、友だちとの接し方で自分中心で乱暴すぎる子どもとか。
家庭でしつけがされてない子どもって不幸だなと思う。」

保育園でもいろいろなことを教えてはいくけど、正直、家庭でやるべきことを丸投げされても基礎ができてないからムリがあるのだと。

独身のころはそこまで気づくことはなかったけど、一度母として育児を体験してから保育の仕事に戻ると、子どもの行動の理由など想像できることが増えたそう。

「家庭でしつけがされていない子どもは不幸」

その感想にとても共感したけど、はたしてうちではどうだろうと不安になったことを覚えています。

小さいころにきびしくしつけないといけないことをモラ夫が阻止する

子どもが幼稚園の年長のころだったと思います。

エジソンのはしだっけ? 正しいお箸の持ち方をサポートするようなお箸を卒業してしばらくたったころです。

「このお豆は小さいからつまめない」
と言うのでよく見ると、お箸が正しく持てていなかったのです。

上の子とちがって下の子には目がいき届かなかったのか、我流の持ち方に変わってしまっているのに気がつきませんでした。

それからはきびしくお箸の持ち方を教え、食べてるうちにラクしようとくずれていくといちいち持ち直させて、というのを繰り返していました。

モラ夫は平日は朝も夜も子どもたちといっしょの時間にご飯を食べられないので、その矯正指導に気づいたのはしばらくたってからでした。

「またお箸の持ち方がおかしくなってるよ!
ひじをつかないよ!
左手はおちゃわんを持つよ!」
と叱ったわたしに、すかさずモラ夫が怒鳴りました。

「ごはんぐらい楽しく食べさせろ! 食べ方ぐらいどうでもいいだろうが!」

わたしはまだそのころはモラハラという言葉を知らなかったので、お箸の持ち方を正しく覚えることは一生ものだから、小さいうちが肝心なのだとモラ夫に説明しました。

ひじをつかないとか、左手をちゃんと使うとか、食事のマナーを身につけないと本人が恥ずかしい思いをすることになるからと。

だけど、
「こんなに小さい子に、楽しくなければいけない食事時に、ガミガミうるさく叱る母親は最低だ」
とわたしに説教します。

子どもは、口うるさいママからパパが守ってくれたと思っているのか、自分のせいでママが叱られてしまったと思ってるのかわからないけど、無表情でだまってごはんを食べています。

それを見ていた上の子は、早くこの雰囲気がよくなりますようにと願うような表情でごはんを食べています。

わたしは子どものことを思って、母親としてやるべきしつけをしているつもりなのに、モラ夫からは怒られ、子どもたちからは口うるさいママが悪いと思われている状況がとてもくやしくてつらかったです。

この後どうしたかというと、どうしてもお箸の持ち方の矯正をあきらめきれなかったわたしは、モラ夫といっしょの食事の時だけは「子どもの手元を見てないから気づかない体(てい)」を装い、それ以外のときにしつこく指導して、無事に1ヶ月くらいでなおしました。

お金の使い方を考えさせるためのしつけもモラ夫がいるとできない

任天堂のWiiというゲーム機が流行ったとき、子どもたちがほしいと言い出しました。

ゲーム機を与えるのには慎重派だった我が家でも、コミュニケーションを取りながら体を使って遊べていいねという意見が一致しました。

だけど高価なものなので、クリスマスとか誕生日とか、特別なときのプレゼントにするのがいいかなとモラ夫と話し合いました。

子どもたちにも、
「誕生日まで待てるかな?」とか、
「サンタさんにたのんでみる?」
とかしばらくガマンさせて、手に入れる日を楽しみに待つことになりました。

ところが、わたしが体調をくずして寝込んでいたある日。

モラ夫は子どもたちをショッピングモールへつれていき、勝手にWiiを買ってきていました。

わたしは体調悪いのに、ドスドス動いてキャーキャー騒いで父子で盛り上がっていることでWiiで遊んでいるんだと気づきました。

「なんだこれは…。」
と、すごく腹立たしくなりましたが、モラ夫と子どもたち3人がゴキゲンで盛り上がっているのに、寝込んでいてなにもしていないわたしがいきなり怒るのは場の盛り上がりをだいなしにしてしまうと思って、グッとこらえて
「買ってもらってよかったね。」
というしかありませんでした。

それから年月が過ぎるにつれモラハラはひどくなり、経済的DVが始まり、子どもたちは成長していきました。

モラ夫からもらう生活費では食費すら捻出するのがむずかしいので、子どもが欲しいと言うモノがすぐには買えません。

息子はスポーツの道具やおもちゃなどの高価なものを欲しがることがあり、娘はかわいい洋服などを買いたいと言い出すようになりました。

もちろん、必要なものはやりくりして買うし、買うからには安いからヨシではなく、高くても質がいいモノを買うようにはしていました。

わたしなりに、出せるお金とこだわるポイントを考えて、ケチにはならないように必死にやりくりしていたつもりです。

なのに、モラ夫は自分の興味があるモノだったり、気が向いたときとかに、簡単に買い与えてしまいます。

いつも高いほうを買うのはオレじゃないか!とキレるモラ夫

たとえば嗜好品などは、おこづかいをコツコツ貯めて買うことでお金の大切さを学んでほしいと思っているのに、モラ夫はカードゲームなんかを大人買いして与えてしまいます。

洋服は増えると管理が大変だし成長してすぐに着れなくなってしまうからよく吟味して買うようにしたいのに、学校には着ていけないようなデザインのモノを高くても買います。

いっぽう、必需品である学用品などは、性能がだいじだからとメーカーにこだわるわたしに
「ぜいたく病。浪費家。」
と言って、100円ショップで買えばいいと言い切ります。

結局は使いにくいとかみんなとちがうとか、子どもからあとで言われて買いなおしになってしまいます。

モラ夫は買わなくてもすむようなモノには高いモノを買い与えてるのに、必要なモノにはお金を出しません。

「は?洋服とか高いものばかり買わせやがって。
子どもの学用品ぐらい生活費から出せ。」

と、なぜか❝高いモノばかりオレに買わせられる❞という被害者意識で、私はいつも❝安いモノだけ買ってあげるズルい母親❞ということになっています。

別居後も金銭教育のジャマをするモラ夫

モラ夫と別居して、生計も分かれてしまうと、子どもへの金銭教育のジャマをされないのが精神衛生上すごくラクです。

といっても、あいかわらず自分の与えたいものを子どもへ買うという行為は続いています。

別居してから、子どもたちへはiPad2台、ノートパソコン2台を渡してきました。
子どもの好みに合わない洋服やバッグ、靴もちょくちょく買ってきます。

これらはおもに、頻繁にモラ夫に会っている上の子を通じてわが家へ届けられます。
せまい団地なのに、いやがらせか?と思うぐらいかさばるモノを立て続けに持ってくることもありました。

けれど、そういうモノたちと桁がちがうお金となる「学費」なんかは、1円も出しません。

最近では、上の子の大学の学費を出さないと宣言しておきながら、また新たにノートパソコンを買い与えました。

こういうのってなんかの病気なのでしょうか?

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