モラキッズはモラハラ化するのか?うちの場合はモラハラ対処スキル高し!

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子どもと子犬

あれもモラ?これもモラ?過敏症になってしまう

モラハラを知ってしまったあなたに子どもがいたら、
モラハラ家庭で育つ子どもがモラハラ人間にならないか心配することでしょう。

モラハラされていると、とてもモラハラに敏感になってしまいます。

夫がモラハラなのはまちがいないことだけど、
モラハラ人間って、モラハラじゃない人でもするようなこともするんですよね。

なんでも人のせいにして、自分を正当化する。
自分のことは棚に上げて、他人の欠点をボロクソにけなす。
人の言葉をねじ曲げてとらえ、被害妄想としか思えない文句を言う。

そういうことって、口が悪い攻撃的な人間ならふつうにあります。

ただ、モラハラ人間はその根底に自己愛性パーソナリティ障害があるから、
たとえつじつまが合わなくても本当に自分だけは悪くなくて他人が悪いと思いこんでるし、
すべての責任は支配下にあるモラハラ被害者が負うものとして生きているので、

その恐怖政治に洗脳された妻は反論することすらできず、
「自分だって落ち度があった」
「自分さえ大人になってガマンすればこの場がおさまる」
と自分の心の中で処理解決しようと努力し続けて疲弊していくのです。

だけど、

なんでも人のせいにして、自分を正当化する。
自分のことは棚に上げて、他人の欠点をボロクソにけなす。
人の言葉をねじ曲げてとらえ、被害妄想としか思えない文句を言う。

という行為は、程度の差はあっても誰にでも経験はあることだし、
子どもでいえば、成長過程において思春期や反抗期にそれっぽい態度を取ることもあります。

だから、モラハラというワードで頭がいっぱいになっていると、

「もしかしてわたしがモラハラっぽいかも?」
「もしかして子どもがモラ化してるかも?」

と、あれもこれもモラハラじゃないかって気になってしまうことがあります。

ふつうに反抗期の子どもの態度が、モラハラの芽ではないかと過剰に心配してしまうんです。

「モラ夫と住んでいたし、モラ夫のDNAが入ってるんだし、まさかこの子もモラハラになるのかも?」
モラハラされている母親なら、一度はこう思ってしまうことがあるんじゃないでしょうか。

まさかわたしがモラ夫みたいな言い方をしてる?

子どもが中学校を卒業したあとの片づけで、とっておくものと捨てるものを仕分けしました。

子どもに確認して体操服を捨てのですが、あるとき子どもから

「体操服、もう捨てた?」
と聞かれたので、YES・NOを言うだけではなく

「あなたが捨てていいって言ったから捨てたのに必要だったの?」
と、ついイラっとした敵意をふくんだ言い方になってしまいました。

「ママはいつも捨てていいって言ってもしばらくとっておくから、
一応、もう捨てたかどうか聞いただけなのに、なんでそんなに怒るの?」
と、娘が不快感をしめしたのでハッとしてしまいました。

わたしもモラ夫からさんざんこういうことをされてきたのに。

質問をしただけなのに
その意図だとか言い方だとかにイチャモンをつけられ、
オマエの言い方が悪いだの人への気づかいが足りないだの文句を言われ、

そんなふうだからなるべくモラ夫に話しかけないようにしようと
無口になり能面のように無表情になって本来の感情を失っていきました。

せっかくモラ夫から逃げたのに、母親のわたしがモラ夫と同じような口調で子どもを追いつめてるかもしれない…。

気にしすぎかもしれないけど、モラハラを経験していると
こうやって子どものなにげない一言にも深く反省してしまうんですよね。

モラハラ対処法のような子どもたちの言動に学ぶ

子どもがモラハラっぽい態度を取った。
わたしがモラハラっぽい態度を取った。

そんなふうに杞憂としかいえないことに心を乱されるいっぽうで、
子どもの姿に学ぶこともあります。

Joeメソッドそのもののようなモラハラ対処法を、子どもは体得してるんじゃないかと思えることがあるんです。

たとえば、子どもは四六時中スマホでSNSやってるか音楽を聴いてるかなんですが、
とくに上の子は基本ヘッドホンやイヤホンを装着しています。

去年のクリスマスに買ってあげたBluetoothのヘッドホンなんか、
もはや頭の一部ではないかと思えるほど家の中で常に装着しています。

で、わたしが話しかけても、おおむねスルーか聞こえないというジェスチャーをします。
だいじなことなのでしつこく話しかけると、はじめてヘッドホンを外して聞こうとします。

わたしの表情で、うるさい小言かだいじなことか判断して、
自分に必要なことだけ対応しようとしてるみたいです。

人の話はいつも真摯に全力で聞くべきという常識を破り、
「母親のどうでもいい話はシャットアウトでよい」とするナチュラルな自己防衛スキルです。

下の子にいたっては、もっとハッキリしてます。

体操服を捨てたかどうか聞いただけなのに攻撃するなと言うくらいの娘。
決して気が強いタイプではないけど、
小さいころから周囲をよく観察していて逃げ足が速く要領がよい子です。

高校生になってスマホを持ちLINEを始めると、わたしからLINEで連絡するようになったのだけど、
なぜかあまり返事がきません。

LINEに慣れてないのかな?
でも友だちにはせっせと返信してるみたいだけど…。

「ねえ、LINEしたけど返事なかったよ?」
と娘に聞くと、まったく悪びれる様子なく

「既読になってなかった?」
って。

「返信が必要なものにはちゃんと返してる。
そうじゃないなら、既読になったら読んだってわかるからよくない?」
だそうです。

ガチガチのモラハラ被害者体質のわたしには、
一文入魂の精神で、言葉を選んで慎重に相手に返事とスタンプを送るべきという思いこみがありました。

なのに子どもたちは、オンオフ使い分けでムダに消耗しないよう、
薄い反応でよいことは省エネ対応ですませています。

わたしもモラ夫への反応を最初からこういう感じですませておけば、
あそこまでマインドコントロールされ奴隷のように操られることはなかったのだろうと思います。

小さいころはモラ夫の顔色をうかがってピエロのようにふるまっていた子どもたちだったのに
まだまだ子育て途中ですが、今ではわたしが学んでいるほど成長しました。

モラ夫から離れて本当によかったなと思います。

コメント

  1. S.I より:

    はじめてコメントいたします。
    記事に感銘を受けました。
    娘さん、素晴らしい!
    師匠!と思いました。
    その存在とスキル、見習い体得します。
    貴重な記事をありがとうございます。

    • ルカ より:

      S.Iさん、
      はじめてのコメント、ありがとうございます。
      ほんとうに、娘の態度に一喜一憂してしまうわたしが未熟ではないかと感じるくらいです。
      自分のモラ対策スキルアップはもちろん、子どもたちにはこれからもしっかり身につけてほしいですね!

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