モラハラで人生あきらめていたわたしが別居決行にいたった理由

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何度か書いてきましたが、わたしはモラ夫に見切りをつけて別居したかっこいい妻ではありません。

希望

度が過ぎる亭主関白だと思っていた夫がモラ夫だと知り、
それでもなお、
どうにかモラハラをやりすごしなから子どもを育て上げ、
その後のモラ夫と2人の老後の過ごし方は…まだ考えたくないけど、
わたしはモラ夫より年下だし平均寿命は女のほうが長いから、
おひとり様になったら自由に生きよう!

モラハラがつらいと涙を流す日があっても、
いつかひとりで自由に生活できるからガマンしようと思ってました。

そのいつかって、80代かもしれないのに!

でも、実際には予定より40年も早く自由な生活を手に入れることができました。

それには、いくつものきっかけが重なったという理由があります。

いちばんのきっかけはモラ夫の身体的DV

なにはなくとも、これまでモラハラという精神的DVをしていたモラ夫が手をあげたこと。

これは本当に動物の本能レベルで逃げないとヤバいと感じたし、
単純に、そのあと続くであろう身体的な痛みなどのダメージを想像すると耐えられませんでした。

とにかく、モラ夫が怖くて怖くて、いっしょに住むことなんてムリだと思いました。

モラハラというマインドコントロール下にあって、
むしばまれていく自分を自覚しながらも逃げられなかったころとは警戒レベルが段違いになりました。

逆にいえば、あのときモラ夫が手を上げなかったら、
今でもわたしは精神を病みながら同居していたにちがいないのです。

モラ夫、よくぞ頭をたたいてくれた!
ゆるぎないDVの証拠ができて、モラハラ離婚の原因として大いに役立ったよ。

なんといっても、わたしのモラハラ人生の最大の転機だったし、
別居へ舵を切ったきっかけのできごとです。

なので、このブログはそのエピソードから始まってます。

モラハラに身体的DVが加わった日①
「夫からのDVはないから、なんとかガマンできる。」 ずっと、これだけはマシだと思っていた自分の境遇がくずれ落ちた日… ついに、モラ夫から叩かれた。 事件現場は、まだ子どもたちが起きていないある日の朝のキッチン。 前日の夜のモラハラがきっかけ

ママ友が何人も病気になった

40代になると、体の不調が出てきたり、持病持ちになったりします。

そんななか、仲のいいママ友に乳がんが見つかりました。
幸い、ごく初期の段階だったので、手術を受けて今はよくなっています。

だけど、がんになったと言われたときはショックだったし、
入院や退院後の抗がん剤治療の大変な時期に
ダンナさんがすごくよく看病や家のことをしてくれているのをを目の当たりにして、

もし自分ががんになったらどうなるんだろうと考えました。

友だちは、最良の治療をしてくれる病院を調べ、お金のかかる最新の治療を受けていました。

だけど、うちのモラ夫はインフルエンザにかかっても血も涙もない態度をとる人間。

長引く体調不良や高額な治療費に、モラハラが激しくなるにちがいありません。

…病気になるのが怖い…。

そして、さらには、ママ友が突然亡くなったこともありました。
子どもを残して、夫に託して、どんなに無念だったろうと胸がつぶれそうでした。

…もしわたしが死んだら、モラ夫に育てられた子どもはまともな性格になれるの?

そう考えると心配で心配でたまりません。

人生は一度きり。
しかも、その人生がいつ終わるかはだれにもわからない。明日かもしれない。

老後はモラハラから解放されると夢見ているわたしはあまくないか…?

モラハラブログで高齢者モラ夫の現実を知る

スーパーのレジやバスの運転手さんに、
アホみたいな言い分の文句を大声で怒鳴っている老人を見かけませんか?

あの人がモラハラ気質なのかどうかは知らないけど、
人の目がある外で他人に対してさえああなんだから、
家の中で奥さんはさぞかし怒鳴られてるんだろうなと気の毒になります。

年取ったら丸くなる人もいるけど、
年取ってさらに気むずかしくなる人もいるんです。

モラ夫はどっちだと思います?
ま、聞くまでもないか…。

こうやって、世間ではよく見かけてわかっている現象なのに、
なぜか、うちのモラ夫も年を取れば性格が丸くなるかも…という幻想をいだいてました。
幻想というか一方的な願望ですね。

モラ夫も今はとがってるけど、
長年夫婦をやってくうちに丸くなって、老後はおだやかに過ごせるだろうと。

だけどモラ夫はとがってるのではなくて狂ってるので、変わりません。
丸くなるのは体型だけ。自分にあまいから。

愛読してたモラハラブログのコメント欄まで読んでいると、
読者さんの多種多様のモラハラ事例が書いてあるんですよ。

先輩モラれ妻の書きこみでは、

一様に、
モラ夫は年取ってさらにモラハラがひどくなり、
老化なのか認知症なのかますます話が通じないと、

もう悲痛な叫びが聞こえるんです。

モラハラ人間は年取っても丸くなることはなく、
モラハラは年齢が進むとさらにひどくなると思ってまちがいない。

時が解決するのを待つのは愚策だと確信しました。

子育てにおいて話し合いができない

子育てってだいたい20歳ぐらいまで。

早ければ18歳で自立するし、遅くても30歳前には社会人になるもの。

だから、子どもが自立するまでガマンしようと考えたこともあったけど、
結局はその短い子育て期間がいちばん夫婦間の話し合いが必要だったりします。

進学のときの受験とか、学費がからむのでモラ夫がいるとややこしいのは目に見えてる。

小さい時の習い事の決定とかだけでもモラモラ大変なのに、
この先社会人になるまでの間がクライマックスじゃないのかなと。

そうやって未来を想像するとイヤになり、
今逃げられたら話し合いもないのにな~と脳内逃避するようになりました。

カウンセラーJoeさんのことば

なんといっても、具体的にいつ別居しようって決心ついたのはJoeさんのことばがきっかけです。

モラハラ脱出はナルハヤで! 子どもの成長を待ってる場合じゃない
身体的暴力はしなかったモラ夫から、はじめて叩かれたのち。 ネットでモラハラのことをたくさんたくさん検索した。 モラハラに悩んでいる人のブログも多く見つかった。モラハラ日記のようなブログを読み、同じ境遇の人がいることに涙しながら夢中で読んだ。...

子どもが成人するまでガマンしようとしていたわたしにこういってくれたこと。

「あと10年もあるけど長くない?」

こう言うとJoeさんは照れてイヤがるだろうけど、マジで命の恩人だと思ってます。

電話カウンセリングでもJoeさんに直接アドバイスをもらうことがあったんですが、
いちいちわたしの運命を変えるようなことを言ってくれてます。

「タイミングは必ず来るから、準備してそれをのがさないで。」

このことばも胸に響きました。

準備といっても、最初はもしモラ夫がいなかったら~とイメージしたりするだけだったけど。

いつかタイミングは来ると思い続けていたら、自分で別居の日を決めて実行してしまいました。

モラハラが治ることはない

いくらこのブログのコンセプトが
モラハラから逃げて別居して楽しくなったというのを伝えることとはいえ、
しつこく別居をすすめているようでどうもスミマセン。

決して、別居しなきゃ悪いと言ってるのではありませんよ。
あくまで、わたしが別居にいたったきっかけの紹介と、別居してよかったという体験談です。

ただ、これだけは言いますが、モラハラはぜったい治りません。

逃げるか、モラハラダメージを受けないような戦術をあなたが身につけるか。
このどちらかが、精神病まずにこの先の人生を送る方法だと思います。

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