大学入学共通テストから国立大前期試験に出願するまでに大変だったこと

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地方で地元志向の大学受験の場合

1月16、17日の大学入学共通テストの判定が出てから1週間ほど経過。

地方に住んでいて国公立大学に進学希望なら、まずは県内の国立大や県立大・市立大を目指すと思います。

もしそれらの大学が、子どもの学力より高すぎ・低すぎ、または自宅から通えない場合はどうするか?

学力が届かず不合格になった場合、ぜったいに希望の大学に進学したいなら浪人して予備校に行くことになります。

あくまで地元志向や自宅通学希望の人は、自宅から近くて学力や希望学部にマッチした私立大学をすべり止めとして受けます。

自宅から私立に通ったとしても学費は高い。
だったら自宅外通学になってもいいから、志望を下げた国公立へという選択肢もあります。

うちの場合は、浪人は本人もわたしも希望しないので、どこかの大学へ現役で入学することになります。
さいわい、国公立大を併願受験できる地元私立大の合格をもらっているので、前期と後期をどこに決めるかのみ。

公立大学の中期日程まで考えると3つ受けられるけど、うちは公立大学は検討してません。
なので前期と後期を決めることになります。

これがなかなかむずかしかった!

前期はこの前も書いたとおり、判定「D」の第二希望として目指してきた大学に決めました。

そして後期はほとんど調べたこともない隣県の大学へ。
ほんのり土地勘もあるし、帰省もしやすいという理由です。

後期試験は実施しない大学もあったり、実施しても募集人数は極端に少なくなるので難易度が高くなるのです。

そのため、浪人や私立も視野に入れて前期も後期も同じ大学に出す人もいるけど、合格可能性を高めるためにランクを下げた大学へ後期試験の出願をすることも多いです。

うちは、後期は判定が安全圏で隣県のところという選択をしました。

共通テスト後の前期・後期試験への出願のしかた

ところで、わたしたちの時代とは出願の方法は大きく変わっているのをごぞんじですか?

共通テストの出願は高校でまとめて面倒みてくれるけど、その後は個人でやらないといけません。

昔のように、願書を取り寄せて…というのはなくなり、ほとんどがインターネット出願です。

募集要項などの細かい資料もWebサイトで読みこんで、いろんな細かいことを確認しながら入力して送信して写真をアップロードして支払いもWebでクレジット決済して…。

スマホでもできなくはないけど、これはもうしっかりしたネット回線があり、パソコンがあり、プリンタがあり、子どもか親かどちらかはある程度パソコン操作にくわしいという前提になってますね。

子どもとパソコン画面をにらめっこしながら進めたけど、いきなり「UCARO」に登録してくださいときましてつまずき、UCAROの新規登録からスタートです。
突然の展開で、あわてて登録するパスワードやニックネームを考えたりメモしたり、思いがけず時間とられました。

UCARO(ウカロ)は大学の出願や合格確認などができるポータルサイトで、多くの大学で導入されています。
大学のオープンキャンパスとかそういう入試情報などが見られて、お気に入りに登録した大学からは随時お知らせも届く無料のサービスなので、早くから会員登録だけでもしておけばよかったんですよ。

出願を進めていくと、願書に貼り付けされる顔写真のアップロードになり、これは合格した場合は4年間保存され学生証の写真にもなると説明があります。

秋ごろに高校で入試用の写真は撮ってくれたんだけど、データはもらえず。
その写真はカメラマンが撮ってるから写りはいいんだけど、高校の制服を着ているので大学4年間の学生証になるのはちょっと…。

そこで急きょスマホで撮影した画像を使うことにします。

こんな日にかぎって、ほっぺに新しいニキビができている!
しかも、急いで身じたくしたせいでひげそりで切ったと言い出し鼻下に血が出ている!

ティッシュで血を押さえても1~2秒でまた血がにじんでくるし、ニキビも目立つからわたしのファンデーションでおなおしをして、白いフスマの前に座らせてなんとか撮影。

これでまたまたかなりの時間を費やして、やっと写真をアップロード。

送信を完了したら念のため確認画面をプリントアウトして、クレジットカードで17000円支払い完了。

ちゃんと事前にダンドリして準備しておけばネット出願は手軽で便利なんだけど、うちのようにのんきな親子は2時間近くバタバタしてしまいました。

さらに、ネットだけではなく郵送も忘れてはいけません。

共通テスト成績請求表というものと、高校から出してもらう調査書を2月5日必着で速達で送ることが必要です。
しかも封筒のサイズまで指定されていて、持ってないので買いに行かないといけません。

この宛名ラベルも印刷できるようになっていて、手書きではなくなるべく宛名ラベルを使用するよう指示されてるので、やっぱりプリンターあったほうがいいですね。

うちはコレ。安いけどWiFi対応だからiPhoneからもラクラク印刷OK!

入試の出願と同時に入寮希望も申し込み

大学によっては寮の申し込みも出願と同時なんですよ。

ひとつは同時申し込み、ひとつは合格発表後に申し込みだったのですが、こちらもなかなか時間かかりました。

子どもといっしょに寮の案内を見て、申し込む部屋のタイプ(部屋の設備で料金もちがう)を選び、寮に申し込むための書類をネットから印刷して記入して、こちらも書留で郵送です。

寮の申し込みには所得証明書が必要なので、役所に行かないといけません。
これは必要になると耳にしていたので、あらかじめ取得しておいたのでよかったです。

そしてここでも❝離婚してないけど別居している❞がゆえの記入問題があります。
母親の所得証明しか出せない理由を備考欄に記入し、さらに申立書に詳細を記述して念のために奨学金の申請のときに弁護士さんにつくってもらった夫と生計を別にしているという報告書のコピーも添えました。

さらにはこの後、寮に入れなかった場合の大学生協の下宿紹介を利用するのか、または不動産会社へ新入生向けの部屋探しサービスに申し込んでおくのか、はてしなくダンドリが必要です。

受験するための宿泊に同行する母親が、子どもの試験中に周辺のまちなみを確認したり、予約しておいた不動産屋で部屋探しして仮押さえをしたりするんだって。

合格するかどうかも分からない大学。知らない土地での「あるかもしれないしないかもしれない暮らし」をイメージしながらそこまでやらないといけないのですね…自宅外通学生というのは。

わたしは、もう寮の申し込みと受験の宿(しかも遠くて高いホテルしか取れなかったよ!)の予約だけで力尽き、いったん終了です…。

まとめ

今回はじめての大学受験で学んだことは以下のような感じです。
下の子のときに生かせますように。
また、どなたかのお役に立ちますように。

  • パソコンとプリンタとWiFiは常時使えるような生活にしておこう
  • 高3になったらUCARO(ウカロ)に登録しておこう
  • インターネット出願用の写真はあらかじめ用意しておこう
  • 受けるかもしれない大学の受験の宿は夏~秋にはとりあえずいくつでも予約しとこう
  • 平日に時間をつくって早めに所得証明を用意しておこう

とにかく、自分で願書を出す可能性のある大学のすべてについて、すごく早いうちから出願要項を確認しておくとよいでしょう。

うちは私立大学を1校しか受けなかったからまだいいけど、すべり止めの私立を複数受ける人は、前期試験までに試験がいくつも入るのでスケジューリングもむずかしいし、受験料も10~30万円かかるそうですよ(怖)

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