離婚による年金分割手続・予約なしで年金事務所に行ってみた体験談

この記事は約4分で読めます。
記事内に広告が含まれています。
年金手帳

年金分割とは

離婚をしたら2年以内に年金分割をする必要があります。

夫の年金記録を、離婚する際に妻が分割してもらえる制度があるのです。

日本年金機構

3号分割は合意なくできますが、それ以外の部分の年金分割は合意が必要なので、円満な離婚の場合は二人いっしょに年金事務所に行って分割手続をしているようです。

ただし、モラハラ離婚の場合は元夫婦そろって年金事務所に行くなんてことはありえないので、「分割按分5割」という合意書をつくっておくことで妻ひとりで年金分割手続をすることができるのです。

年金分割の合意書は、弁護士さんに依頼している場合は離婚の条件について記す公正証書を作成する中に盛りこんでおくことで準備できます。

年金分割の手続の体験談

手続する日を予約

まず、年金事務所で手続をする日を予約します。

予約方法は電話になります。

全国共通のナビダイヤルがありますが、わたしは以前電話相談したときに管轄の年金事務所の電話番号を案内してもらっていたのでそこに電話をしました。

で、いきなり撃沈です。

離婚届を出したあと、離婚の事実が記載された戸籍謄本を取り寄せてから電話をしたのですが。
「翌週あたりの休みの日に行けたらいいな~」という考えはあまかったようです。

なんと予約が取れる日が1ヶ月も先だったのです!

しかたないなと受け入れ、よくよく聞くと、戸籍謄本は発行日から1ヶ月以内のものが必要とのこと。
手元にある戸籍謄本では、予約の日にはもう期限切れ…。

戸籍は郵送で取り寄せなので大変だと相談すると、
「ちょっと待ってください」と言われ
「どうにかねじこめる時間が期限ギリギリの日に取れるけどいかがですか?」
と提案してもらえました。

または、1時間以上待つことになるけど、予約なしで来訪しても受付しますとのこと。
午後近くになるともう満杯で打ち切ることがあるから、午前中早い時間に来たらいいですよと。

ありがたい提案に食いついて、予約を入れつつ、「もっと早く行けるよう調整し、予約日より前に行けたら予約を取り消す」ということにしました。

年金分割手続に必要なもの

  • 年金手帳
  • 本人確認書類(免許証やマイナンバーカード)
  • 戸籍謄本(婚姻期間がわかるもの)
  • 公正証書(年金分割についての合意書)

予約なしで年金事務所に行ってみた

年金事務所

年金事務所の営業時間は、平日8時30分~17時15分です。

わたしは9時半すぎに到着し、昼までかかる覚悟でスマホの予備バッテリーやイヤホンも持って行きました。

ちなみにこのモバイルバッテリーすごくおすすめです!充電速いし2人分充電できます。

年金事務所の受付では、予約なしがめずらしいのか、
「電話したことはあるのか・何の手続なのか・あれこれいりますけど持ってきたのか」
等々聞かれました。

すべて持っていると答えると、ようやく受付の申込用紙をもらえ、必要事項を記入して出しました。

待合室にはだれもいません。
基本的に予約者しか来訪しないのでしょう。

1時間以上は待つと覚悟していたので、さあ音楽でも聴きながらスマホ見ようかなとゴソゴソしていると、なぜかすぐに名前を呼ばれました。

え?待ち時間5分もなかったけど?
今日はラッキーだったのか?

呼ばれたブースに行くと、担当の方がテキパキと手続を進めてくれました。

書類はすべてそろっていたので、年金記録にまちがいがないかを確認し、戸籍謄本に記載の婚姻期間に間違いがないか(それ以前に事実婚期間があったかなど)質問され、手続を進めていきました。

説明などを受けて、40分程度で終わって年金事務所をあとにしました。

半日かかる覚悟だったのに拍子抜けし、せっかくなので年金事務所近くのホームセンターに寄り、人気そうなパン屋さんでパンを買って帰ってもまだお昼前でした。

年金事務所によっては、わたしのように予約はかなり先でしか取れなくても当日受付分のワクがあるかもしれないので、直接電話をして聞いてみる価値はあると思います。

通知書は1ヶ月後に郵送

今回は「標準報酬改定請求書」の受付として控をもらいました。

50歳以上の方は、同じような手続で、年金分割した場合の年金見込額を知ることができる「情報提供請求」をすることができます。

老後の経済的不安から熟年離婚はできないのではと悩んでいる方は、一度どのくらいの年金がもらえるか調べてみてはいかがでしょうか。

ねんきんネットでシミュレーションすると、わたしが今の働き方を60歳まで続けたとして、65歳からもらえる年金は約9万円となっています。

年金分割することによって、もらえる年金がここからいくら増えるのか知るのが、楽しみのようなこわいような。

結果が届いたらまた記事にしますね。

コメント

error: Content is protected !!