10年前の自分にありがとう!ゆうちょ定額貯金がついに満期

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先日、ポストにわさっと入っていたゆうちょ銀行からのメールシーラータイプのはがき。

ゆうちょ定額貯金

同じはがきが何枚も届いてるので、何かのまちがいか、はたまたよくないお知らせかとドキドキ。

確認すると、宛名は子どもの名前になっています。

なんだろう?と開いてみると…。

ゆうちょ定額貯金

担保定額貯金

令和3年11月14日に満期を迎えます

預入日 平成23年11月14日
預入金額 100,000円
年利率 0.14%
税引後の利子額 1,124円
通常貯金への入金額 101,124円

10万円~~~!

そして利息もお札ではないか!

たったの10万円かよ? とお思いでしょうが、一部解約しやすいよう口数を分けていたのです。

実際は全部で8口、合計80万円あるので、利息が8000円越えです。

うれしいです…。

10年前のわたし、0.14%の金利で10年預金するという思い切った選択をよくやったもんです。

この時、ゆうちょで金利0.1%上乗せキャンペーンをやっていたんです。

半年複利運用で10年預入できる定額貯金が
「金利0.04%のところを0.14%になるよ」
って時期だったんですね。

その時すでに超低金利時代が何年も続いてて、
そろそろ上がるんじゃない?
って時に東日本大震災で景気は底打ち。

わたしのモラ状況はというと、この2年ぐらい前に家を建てて同時に経済的DVが始まり…。

子どもたちはそれぞれ幼稚園と小学校に入ったばかりで、生活費が足りないわたしはパートを始めました。

児童手当もモラ夫に取り上げられたので、これまで子どもたちそれぞれの名義のゆうちょ口座に入金してたのに、ぱったり貯金が増えなくなってしまって。

このころに「モラルハラスメント」という言葉を知り、うちの夫はこれだと気づきました。

そのためわたしが理想としていた家庭生活は一生送れないんだとあきらめた時期でもありました。

モラ夫は生活費を取り上げた時に、

「家の貯金はオレにまかせろ。
浪費家のオマエは全然貯金できなかったからな!」

と言ったので、ちゃんと学費などは貯めてくれてるとは信じていたのですが。

せめてこれまでわたしが子どもたちのために手をつけずに貯めてきた児童手当とお祝い金などを増やしたいと思ったのです。

10年経った今のゆうちょ定額貯金の金利は0.002%ですから、なんと70分の1になっちゃってますね。

愛用の楽天銀行でさえマネーブリッジ利用の優遇普通金利が0.1%なので、やっぱり高金利だったということです。

ああ、この元本の0が1個多かったなら!

この定額貯金をつくった後も、パート代から月5千円ずつ、数年したら月1万円ずつと、コツコツ子どもの貯金をやっていたんですよ。

でもね、離婚するときに財産開示したら、子ども名義の貯金は夫婦の共有財産とみなされたんです。

ゆうちょ定額貯金

モノを増やしたくないわたしは、定額貯金通帳をつくる必要がない「担保」定額貯金を選び、通常貯金通帳の後ろのページに預入したんですよね。

財産開示をする時は、原則、通帳のすべてのページのコピーを出します。

もちろん、通常貯金のページの最終記帳で余白になってるページを出して終わりにしても指摘がなければバレませんけど。

だけど、子どもの名義の通帳だし、経済的DV中も毎月わたしの名前で振込記録があるという、だれが見ても母親が子どものためにコツコツ貯金してきたと分かる通帳です。

モラ夫に対してあまりにも馬鹿正直なわたしは、ちゃんとこの部分も開示しました。

いくら共有財産と見なされるといっても、
「それは子どものために使ってください」
ってなるんじゃないかと甘く考えてました。

本当にくやしいことです。

だって子ども2人の貯金額よりモラ夫の貯金額が少なかったんですから。

取り上げた児童手当は?
貯金はまかせろって言ったよね?

怒りをどこにぶつけたらいいか分からなかったぐらい。

ていうか、弁護士さんにぶつけたけど(笑)

弁護士さんも、この年収でこの貯金ってどうしてだろう? とあきれてました。

そして満期になった今はまさに、わたしが節約を重ねてつくった子ども名義のこの貯金を、モラ夫が出さない大学の学費にあてています。

10年前には予想だにしなかった未来です。

でも離婚は夢にも思っていなかったとはいえ、預け入れをした10年前にしたって、モラ夫が学費を出さないかもしれない不安があったのは確か。

10年前に思いをめぐらせ、そんな自分に「よくがんばったね」とほめてあげました。

そして得体のしれない不安におそわれていた10年前の自分にやさしく伝えてあげたい。

「10年後は残念ながらあなたが希望したような未来(モラハラがなおって生活費ももらえる暮らし)ではなかったよ。」

「でもね、モラハラに日々神経をすり減らしてなんかなく、心から笑えてるよ。」

「子どもたちも明るく元気で、大学の学費だって払えてるよ。」

今モラハラに苦しみ、逃げ道がないと追いつめられた気分のあなたも、10年後は同じように解放されていると信じます。

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