なんという幸運!❝単身赴任❞というモラ夫と夢の別居生活

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別れ

もう、これ以上この人とは暮らせない。

結婚してからこれまで、何度もそう思ってきたけど、マジでこれ以上いっしょに暮らすのはムリだと強く意識したのはこのころだった。

結婚して10年もたっての降参宣言なのだから、
「けっこう長くもったじゃん」
って思う方もいるでしょう。

でもそれは、モラルハラスメントという言葉を知らなかったから。

「この人モラハラしてるんだ!」
と気づいてからは、「結婚は忍耐だ」という言葉は危険だと本能で思った。

そうはいっても、パートしかしてない主婦が小学生連れてアパートを借りられるんだろうかという不安があるし、なによりモラ夫に家計を握られてるから別居を始める資金がない。

別居のための貯金をこっそり始めてはいたけれど、なにしろ貯まるのはスローペース。

そんなとき、「単身赴任」という、ふつうの家庭にもよくある状況で、実質モラ夫と「別居」になるという幸運がおとずれた!

あのとき、
「出て行かないでここにいて」
と泣いてすがってきたモラ夫はすっかり過去のものとなり、モラモラ生活していたけれど。

モラ夫に別居を待ち望むウキウキがばれないように、わたしは淡々とじんわりと荷物の整理を進めていた。

混ざっていた衣類をきっちりモラ夫のぶんとして分けたり、家にあまっていて単身赴任先に持ち出していい日用品や食器なんかをまとめたり。

でも、本や書類などの完全なモラ夫私物にはさわれないので、放置したまま毎日が過ぎる。

いつ単身赴任先に引っ越すのか明かさない

だいたいモラ夫、引っ越し日もなんとなくしか言わなくてちっとも明確にならない!

いつ引っ越すのか本人に聞きたいけど、何回も聞くと

「早く出て行けってか!」
と怒り出すのが目にうかぶので予定が聞けないのよね…。

そうこうしてるうちにやっと引っ越しの日程が判明して、こちとら心の中でくす玉を用意してカウントダウンしてるのに、

引っ越しの数日前になっても身の回りはちらかしたまま、パソコンやテレビなど好きなことばかりして過ごすモラ夫。

「引っ越し業者に頼まなくていいの?家具や家電は買わなくていいの?」

と、恐る恐る聞いても、不機嫌な顔で、
「車で持てるだけでいいからいらない」と。

そして、単身赴任に出かける当日のこと。

モラ夫はわざとドンドンと大きな足音を立てて歩き、バタバタ音を立てて用意することで「不機嫌」を猛アピールして車で出ていった。

モノを買うのが大好きで捨てられない、しかも片づけができないモラ夫は、ほんの少しの身の回りのモノだけを持って出て行ったので、ちっとも家はスッキリしなかった。

あれもなくなる、これもなくなると夢見てたのに、ゴッチャリとモラ夫のモノが残されました。

とはいえ、朝起きてから夜寝るまで、一日中緊張で張りつめていた生活から解放され、各段に快適になった。

子どもたちにも、言いたいことを言って笑ったり、よくないことは自分の判断で叱ったりできるようになった。
きっと子どもたち、「ママは変わった!」と思ったにちがいない。

だけど家族の中心でありトップでいないと気がすまないモラ夫は、連日ビデオ通話をかけてきて、毎週末4時間もかけて帰ってくるようになった。

そして恐ろしいことに、接触時間は激減したのに、このあとさらにモラハラがひどくなっていった。

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