モラハラ脱出の心得・妻に逃げられたモラ夫の出方は決まっている

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夫のモラハラに苦しむあなた。

いつの日か、モラ夫と縁を切って安心で安全な生活を送りたいと願っていることでしょう。

モラハラに無関係の人生を送っている人には想像もできないと思いますが、
モラハラが原因で離婚する人の初動はある日突然家を出るのがセオリーです。

だから、❝家に帰ったら妻と荷物が消えていた❞とか、
❝妻が実家に帰省したきり連絡が取れなくなった❞とかいう人がまわりにいたら、
その人は高い確率でモラハラ人間と考えられます。

自分はすばらしい人格と思いこんでいるモラ夫だから、
妻に逃げられても自分に原因があるとはこれっぽっちも思わず、
妻が悪いとか精神的な病気になったとか本気で思います。

では実際に妻に逃げられた時、モラ夫はどういう行動をとるのか?

こういう局面でも、彼らはおどろくほど同じ行動パターンに出ます。

そのテンプレート的な流れを紹介しますので、
脱出を考える上でシミュレーションしておいてくださいね。

1.反省して謝る

まずは、妻が限界に達したときにモラ夫がやる伝統芸能、謝罪ポーズです。

家を出るに至るまでは、あんなモラこんなモラあったでしょう?
その歴史の中でも、意を決してモラ夫に離婚を切り出したりなど壊滅的局面になり、
モラ夫が泣いて謝罪したこともあるんじゃないでしょうか。

モラ夫は、ここぞというときにはなりふりかまわず泣いたり謝罪したりするのが特徴です。
モラハラを受け入れてくれる妻を失う恐怖でパニックになるんでしょう。

「オレが全面的に悪かった。
もうぜったいにつらいと思わせることはしない。
本当に反省している。申し訳ない。」

シュンとして、泣きながら、ときには土下座までして謝るモラ夫に、
思わずだまされそうになるかもしれません。

でも、ぜったいにこの姿勢がずっと続くということはありません。
それはもう100%断言できます。モラハラがなおることはないです。

だけど、やさしいモラれ妻はモラ夫の弱った姿を見ると心が揺さぶられるはず。

だから、一切のモラ夫の肉声を聞かずにすみ、姿を見ずにすむよう、弁護士が必要なのです。

2.妻が出ていく原因はないと主張する

謝罪をしても妻が軟化しないとわかったら、モラ夫は自分に非はないと主張します。

だれがどう考えても、原因があるから逃げられたという結果になっているのに、
モラ夫は口をそろえてこう言います。

「妻が出ていく原因はない。
離婚をしたいと言われても思い当る理由がない。
よって離婚は承諾できない。」

バカなの?

それとも、認めたら負けるから一貫してすっとぼけをつらぬく戦略なの?

しかも、夫婦仲はよかったと主張するモラ夫も多いというからビックリです。

うちの場合も、離婚したいと言われる理由はないと断言しましたからね。
夫婦仲については、別居前1ヶ月ほどはモラハラ事件が起こったこともあって口を聞いてなかったので、

さすがにモラ夫は
「たしかに最近はあまり話をすることもなかった。」
と言いましたけどね。

だけど、続けて
「しかしそれは、自分が災害に遭って、人と話すのがこわくなっていたからだ。」

なんて、凡人には思いつかないような自己擁護のアイデアであきれさせてくれましたけどね。

3.好条件を提示して連れ戻そうとする

妻が出て行った原因はわからないととぼけた上で、
だけど妻がそういうことがつらかったというのなら改善すると言ってきます。

不倫をしていたモラ夫なら、不倫相手と別れるし、なんならスマホも解約するとまで言い出します。

経済制裁をしていたモラ夫なら、生活費をじゅうぶんにあげるとか給料を全部渡すなどと言います。

わたしにもいろいろ言ってきましたよ。
お金を渡すとか、あなたの家だから帰ってきてくれたら自分は当分家に近寄らないとか。
引っ越し代も出すし、弁護士代も払うからとにかく帰ってきて弁護士も解任してほしいと。

モラ夫の生態をわかってないと、ついなびきそうなほど好条件を出してくるんですよ。

「そんなに反省して、そこまでしてくれるんなら戻っても大丈夫かも…。」
と、少しでもそういう態度を見せたらモラ夫はまだマインドコントロールがきくと味をしめます。

妻が戻って来さえすればまた支配できると思っているので、モラ夫はなんとでも言います。

モラ夫の提示するエサは、しょせん絵に描いた餅なんですよ。
約束はまちがいなく反故にされます。

4.態度一転。妻が悪いと主張し離婚は拒否。

モラ夫の画策がうまくいかず、妻が戻って来ないとわかると態度は一転します。

「原因はなにひとつないのに」
「勝手に出て行ったのに」
「オレはこんなに傷ついたのに」

と、泣いて土下座したのはどこへやら、自分は悪くない、悪いのは妻だとなります。

「突然出ていかれたオレの気持ちが分かるか!」
と、傷ついたアピールのすごいこと。

は? これまでの凄惨なモラハラ行為で傷ついた妻を上回る傷心だって!?

と思わずにはいられないけど、
モラ夫と妻の長い年月を知らない弁護士さんや調停員には、
モラ夫の名演技ぶりで、最終的に傷ついたのはこっちかもとついつい思わせるほど。

そして、
「理由なく勝手に出ていかれて傷ついてるのに離婚なんて受け入れられない」
と主張することになります。

1~4を経てやっと離婚の協議が始まる

想像するだけでゲンナリすると思いますが、これがモラ夫と離婚するための、
ていうか離婚に向けての協議をスタートさせるために必ず通る流れです。

「離婚してください。親権と養育費の話し合いを代理人と行ってください。」
とモラ夫に申し出てから、すぐに話し合いが進まないのがモラ夫なんですよね。

1~4のモラ夫劇場がだいたい1ヶ月ぐらい(長いと半年とか)かかるので、
すみやかに調停を申し立てることが重要だし、大半のモラ被害者は調停に移行します。

モラハラ脱出は、別居を決行して終わりではなく、
別居後の3ヶ月ぐらいはかなり精神的に疲弊します。

だから、限界までガマンせず、判断力行動力があるうちに逃げてほしい。

別居後もきついなんて不安にさせるようなことを言ってしまいましたが、
そうはいっても、
モラ夫と毎日同じ家で顔を合わせる生活に比べたらぜったい乗りこえられます!

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