モラ夫から逃げて気楽な別居生活を送っていると、モラハラがつらくてつらくて胸がふさがるような過去があったことがすごく昔に感じます。
あんなに追い詰められていたのに、人は痛みを忘れる生き物なんですね。
今考えるとコントなのか? ってほどの意味の分からないモラ夫のキテレツな行動が、当時は死ぬほどつらいと思ってたんですから。
車のガソリンランプが点滅するのがこわい
電車通勤だったり単身赴任だったりで週末しか車に乗らないモラ夫。
平日にわたしが運転するのも、近場の子どもの習い事の送り迎え程度でした。
遠出をすることがほとんどないので、一度ガソリンを満タンにすると、しばらくはガソリンスタンドに行くことがありません。
モラ夫は毎週末のように子どもたちとわたしを乗せて郊外のショッピングモールに連れ出します。
そのとき、ガソリンメーターの目盛りが少なくなっているのに気がつくと、モラ夫がスタンドに寄ってガソリンを入れてくれないかなと祈るんです。
モラ夫は気分によって、出発してすぐにまずガソリンスタンドに寄るときもあれば、気づかないのかそれともまだいいと思ってるのか、少なくなってきてもスタンドに寄る気配がないときもあります。
健全で対等な夫婦だったら、なんも考えずに言えるんでしょうか。
「ガソリン入れて。」って。
でもモラれていると言えないんですよ、その一言が。
わたしだって、たぶん遠い昔に言ってみたことがあると思うんです。記憶があいまいなほど昔に。
まだ入れなくて大丈夫なのにいちいち言うなとか、
入りやすいガソリンスタンドが見えてから言えとか、
平日ヒマなオマエが入れろとか、
オレにお金出させようとするなとか、
たぶんそんなふうに怒られてから言えなくなったんだと思います。
経済的DVを受けてるから、わたしがガソリンを入れるのはきびしいんですよ。
でもそういうことを言うのすら許されないほどマインドコントロールされてました。
じゅうぶんに渡した生活費があるだろうってモラ夫の鋭い目が語ってくるんです。(じゅうぶんな生活費じゃないのに)
あるときは、ガソリンの目盛りが一つしか残ってないのに、週末のお出かけが終わって家についてしまいました。
ガソリンEMPTYを知らせる点滅になったまま帰宅したこともありました。
気づかないのか気づかないフリなのか、点滅しててもガソリンスタンドに寄る気配がないモラ夫。
前に、点滅しても50kmは走れるからあわてることないって言ってたからよゆうなのか、
それとも本当に気づいてないのか、
まさか、マジでギリギリまで給油せずに週末過ごしてわたしに平日入れさせるというモラハラなのか。
モラ夫とわたしのガマン比べのようなガソリンランプがチカチカしながら、モラハラ家の車はドライブを続けるのでした・・・。
500円だけガソリンを入れるわたし
わたしはビビりなので、ガソリン点滅のまま週末が終わると、なるべく車に乗らないようにしてました。
万が一、次の週末に点滅していてモラ夫になぜ平日に入れなかったかと怒られた際に、
「ごめん一回も乗ってないから知らなかった」
と言うために。
それでも、点滅のまま渡された車を平日にどうしても運転しないといけないときもあります。
チカチカのままけっこう走ったからガス欠になったらこわいし、点滅のまま次の週末になって、モラ夫からなぜ給油してないのかと怒られるのもこわい!
だからわたしは近所のセルフスタンドに行くのです。
そして、500円だけ給油するのです。
500円って原チャリじゃあるまいし恥ずかしいけど、とにかく節約しないといけないからしかたありません。
こんな微量の給油、セルフスタンドじゃなきゃぜったいできません。
ところが、本当に空っぽ近くまで減っていたら、500円給油しても点滅が消えないんですね!?
マジか…とガックリして、泣く泣くあと500円追加給油です。
どうせ1000円払うなら、子どもたちに肉を食べさせてあげたかった…。
なんとか目盛り1つ分にまで増やして、モラ夫の怒りを買わないようにして週末にバトンタッチです。
わたしは今こうして書いていて、われながら異常すぎておかしくてしかたないんですが、そのときは本当に真剣に怖いと思ってるんですよ。
これを読んでいて分かる~というあなた。
おたくのモラ夫もかなりハイレベルだから気をつけてください。
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