低所得者向けの支援はたまにあるけど離婚してないともらえない
モラハラで経済的DVを受けていると、夫は高収入でも妻や子どもは困窮しているという家庭内格差がありますよね。
モラ夫と同居のときは、とにかく子どもたちに毎日お腹にたまるごはんをつくれるだけの食費の確保に明け暮れていました。
かつて表向きはまだふつうの夫婦だったころ、モラ夫が単身赴任になってから住民票上はわたしが世帯主になってました。
そのころは扶養内パートのため住民税非課税の世帯主であるわたしには、ときどき何らかの給付金があるというお知らせが届きましたが、もちろん対象外なのでスルーしてました。
そして、モラ逃げしてからの別居中という、社会的には曖昧な状況のころも、支援が受けられるのか受けられないのかよく分からない制度がぽつぽつとありました。
だけど、説明をよーく読んでは、最終的には
「離婚してないから対象外だな」
と判断してそのままスルーしたものです。
そして、今年も臨時給付金のお知らせがやってきました。
それは「低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金」です。
別居から離婚に立場が変わった今、給付金がもらえるのか?
ひとり親世帯向けの子育て世帯生活支援特別給付金がもらえるのかな?
ぜんぜん知らなかったけど、突然届いたこんなお知らせ。
低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯分)について
新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、低所得の子育て世帯に対し、
その実情を踏まえた生活の支援を行う観点から、子育て世帯生活支援特別給付金を支給する① 令和3年4月分の児童扶養手当の支給を受けている者(申請不要)
② 公的年金等を受給していることにより、令和3年4月分の児童扶養手当の支給を受けていない者
※児童扶養手当に係る支給制限限度額を下回る者に限る。③ 令和3年4月分の児童扶養手当は受給していないが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、収入が児童扶養手当を受給している方と同じ水準となっている者
給付額 児童1人当たり一律5万円
厚生労働省
①令和3年4月分の児童扶養手当の支給を受けている者
② 公的年金等を受給していることにより、令和3年4月分の児童扶養手当の支給を受けていない者
これ当てはまりません。
4月に離婚はしたけど、児童扶養手当の支給は惜しくも5月からだからです。
③令和3年4月分の児童扶養手当は受給していないが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、収入が児童扶養手当を受給している方と同じ水準となっている者
これ違うよね。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変したわけじゃないからね。
やっぱり、「令和3年4月分」の児童扶養手当は支給受けてないからもらえないか…。
ひとり親世帯以外向けの対所得の子育て世帯生活支援特別給付金はもらえるのかな?
やっぱりもらえるわけないよね、条件がきっちり決まってるわけだからね。
と思いつつも、そもそも児童扶養手当すらもらえないと思いこんで役所から案内されるまで申請するつもりもなかったほど無知なわたしです。
「聞くだけ聞いてみなはれ」ということを学んだわたしは、こっちのチラシを見て、もしかしたらがあるかもしれないから一応質問してみようと思いました。
①令和3年3月31日時点で18歳未満の児童を養育している
これ当てはまります。
しかし、
②令和3年度住民税が非課税の方
これが当てはまらないんですよね。
昨年までは子どもたちがわたしの扶養に入ってないから、控除が少なくて非課税ではないから。
でも、
または、令和3年1月1日以降の収入が急変し、住民税非課税相当の収入となった方
これはどうだろう?
収入が急変ってわけでもないけど、モラ夫からの送金は減ったし、離婚後に子どもたちが扶養に入ったから住民税非課税相当の所得にはなったよね。
コールセンターに電話して聞いてみた
「ひとり親世帯用」と「ひとり親世帯以外用」に分かれた電話番号のうち、「ひとり親世帯」向けのほうに電話をかけてみました。
すると最初に、
「今ひとり親家庭になっていても、令和3年4月分の児童扶養手当を受給していないなら、コロナ影響で家計が急変してますか?」
と聞かれました。
「収入が減ったといえば減ったけど、コロナの影響ってわけではないかな…」
わたしがそう答えると、コールセンターの方もそれ以上の説明はしようがないという感じで、
「収入減の理由にコロナの影響が少しでも考えられるのなら、任意の月の給料明細を出して申請するものなので…」
という説明にとどまる感じでした。
申請書を出してもらって、それが審査されて通るかどうかということでしょうか。
けれど最終的には聞き取りから判断されたのか、
「ひとり親世帯以外のほうに連絡をまわして、そっちから申請書を送ります」
と案内されて電話は終了しました。
翌日電話あり「ひとり親世帯以外」じゃなくて「ひとり親世帯」のほうに聞いてください
ところが翌日、連絡がまわってきたという「ひとり親世帯以外」の給付金の部署から電話がありました。
そこで前日に「ひとり親世帯」のコールセンターで聞かれたような質問を受け、どうやら令和2年の総収入が205万円以下じゃないと給付金はもらえないということがわかりました。
「そうですか、少しだけそれより給料多かったので…」
とお礼を言って失礼しようとすると、
「ひとり親世帯以外」は対象外でも「ひとり親世帯」のほうではもらえるかもしれないから電話して聞いてみてくださいと案内されました。
え、また昨日と同じとこに電話して聞くの?
聞いた結果でこっちにまわされたから、こっちがダメならもらえないんじゃないの?
と思ったからもう電話はしませんでした。
とはいえ、前日一度電話したときに言われた
「収入減の理由にコロナの影響が少しでも考えられるのなら、任意の月の給料明細を出して申請するものなので」
という言葉と、
今日の電話で言われた
「ひとり親世帯のほうではもらえるかもしれないから電話して聞いてみて」
お二人の親切な案内をスルーするのももったいないかなと思って、自治体の申請ページを熟読して、申請書をダウンロードして出してみることにしました。
するとどうでしょう。
家計急変の収入見込み額申込書に沿って給料額や養育費額・扶養人数を記入すると、書類上は給付金がもらえる収入基準額より低所得判定となり、申請が通りそうな感じになってます。
というわけで、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯)で申請をしてみたので、もし5万円が受給できたらウキウキと報告したいと思います。
追記:申請から4週間後に支給決定通知が届きました!
コメント
ルカさん、こんにちは。
うわ~、貴重な情報ありがとうございます。
私も「別居」だから福祉の恩恵は全てダメだと思っていました。
この給付金、一度問い合わせてみたいと思います。
貰えたらラッキーですね^^
リツヨさんこんにちは。
なにごとも自己判断であきらめるのはもったいないです。
もらえるかどうかは分からないけど聞くだけ聞いてみましょう。
対象外なら「ですよね~」で終わればいいし。
もしかしてもらえたのかも…と悶々とする時間がもったいない!