子どもがいうこと聞いてくれるうちに子宮頸がん予防接種をするべきだった

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小学校6年~高校1年相当の女子を対象とした子宮頸がんの予防接種があります。

この予防接種は、子宮頸がんの原因となる「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染症を予防するもの。

子宮頸がん以外にも、HPVは肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっているそう。

50%以上が生涯で一度は感染するヒトパピローマウイルス(HPV)は、性交渉で感染するため、そういう年齢になる前に予防接種をするのが有効なのです。

ところが、重度の副作用の症例が起こったことから、平成9年度生まれ~平成18年度生まれには積極推奨がなされていませんでした。

娘はまさにこの期間に生まれているので、予防接種のお知らせなどはありませんでした。

もちろん、子宮頸がん予防接種の存在は知っていたけど「おすすめしてないということはしないほうがいのね」ぐらいの認識でした。

上の子は日本脳炎の予防接種に待ったがかかった世代。

そのときは推奨再開されてからお知らせがきたので、みずから動かなくても大丈夫と思っていました。

しかし、高校2年生の夏、ママ友と集まったときに、6人中4人が子宮頸がん予防接種を自費で打っているということを聞いて衝撃!

おすすめはされてなかったけど、対象年齢であれば公費でワクチンを打ってもらうことはできたんですね。

ママ友たちは、様子見をしていたけど大学生になるとHPV感染リスクがいよいよ高まるだろうから、大学受験勉強が本格化する前にワクチンを打とうと思ったそう。

この予防接種は2ヶ月後6か月後と、合計3回を半年かけて打たないといけないので、公費期間にまにあわなかった1~2回あるいは3回全部を自費で払って5万円かかったという人もいました。

なにも考えてなかったわたしは、完全に出遅れ。

いろいろ調べると、いつのまにか子宮頸がん予防接種は副作用リスクよりも効果の大きさを重視して、接種すべきだという風潮になってたようです。

どんな予防接種にも副作用はあるし、その発生確率からすると決して高くなく、このワクチンだけ危険というのはちがうということ。

やっぱり娘にも受けさせようと本人に話すと、まず注射がイヤだし、あらかじめ予定を決めて病院に行くというのがイヤだといって受けてくれません。

高額ということもあるし、わたしも首に縄つけてでも…という気にはなれず、きっと接種を逃した年代には救済措置があるだろうと待つことに。

すると、「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~」というお知らせが届き、公費で3回の予防接種ができることになりました。

ですが、娘がもう高3になっていたので、受験勉強にさしつかえると言ってなかなか予防接種を受けてくれず月日は経ち…。

受験が終わってから、ようやく1回目を受けてくれました。

これもたいへん苦労しました。

多少予防接種のリスクもわかる歳になっているし、予防接種を受けた友だちも多いはずなのに受けてない友だちの話ばかり持ち出して「誰も受けてない」と拒否するのです。

結局は高校卒業しての春休みも毎日友だちと遊ぶ約束を入れていて、空いてる日がないというのをどうにか説得して、しぶしぶ受けに行きました。

予約を入れる時も、しばらく病院にかかってないので小児科以来かかりつけ医がなくて、でももう「キッズクリニック」には行きたくないと言います。

かといって、かかったことのない内科は怖いと尻ごみ。

予防接種の取り扱い有無、接種できる日時、行きやすい場所、娘の空いてる日…などを照合するのにとても苦労して、やっと予約を入れたけどわたしは仕事を休めない日。

予約をすっぽかしやしないかと心配で、職場からも確認のLINEをしたりして不安でした。

接種後は、痛かったとか受付の人が冷たかったとかさんざん文句。

おまけに2回目を受ける2ヶ月後は、もう県外に引っ越ししてるからさらに予定しにくい。

どこで受けてもいいようだけど、帰省したときに受ければいいからまた2ヶ月後に予約入れてねと言われたそう。

何回か帰省はしたので、そのたびに予防接種してねと声かけしたけど、帰るのはだいたい土日だから病院は開いてないし、用事があるから帰省したのであって忙しいと…。

やっとのやっとで、夏休みに1週間ほど帰省したときの平日に行きました。

この時点で、2ヶ月後接種のものが6ヶ月開いてます。

その間に新しいお知らせが届き、1回目に受けた4価ワクチン(ガーダシル)より効果の高い9価ワクチン(シルガード)も公費で接種できるようになったとのこと。

3回とも同じワクチン接種がおすすめだけど、医師と相談して途中から切り替えてもいいと書いてあります。

娘が前と同じ病院はイヤだというのでまた別の病院を調べて、電話で相談してみると、電話受付の段階で、
「1回目ガーダシルなんですね、今回どうします?シルガードにします?」
と、わりと軽い対応。

きっと接種に慣れていて新しいほうのワクチンが主流なのねと受け止めて、シルガードで予約を入れました。

結果論としては遅れたおかげで新しいほうのワクチンを公費で受けることができたわけですね。

今回はわたしも仕事を遅刻して、病院につきそいをしました。

先生もやさしくて、無事に予防接種を終えて、娘も次もこの病院でいいとは言ってくれたけど、やはり痛いとか面倒とか文句タラタラです。

次回は1~2月ごろ最後の接種予定ですが、初回接種から1年以内に3回目を終えるのが推奨されているのにギリギリなので、遅れずに打てるかまた心配することになります。

小さいころはたくさん予防接種をする機会がありましたが、あたりまえに自己主張もできないし母のいうとおりについてきたから楽でした。

子宮頸がん予防接種も、まだいいなりになってくれた中学生のうちにやっておくべきでした。

そしてインフルエンザ予防接種も困ってます。

年中流行っていますから、職場から補助金が出て安く接種できるのでわたしはさっさとすませたけど、子どもたちは受けようとしてくれません。

インフルエンザにかかって苦しんだり予定がくるって困るのは自分なのに!

でもコロナワクチンはわたしも5回目接種は見送っています…。

毎回すごい高熱が出てまる2日つぶれることになるので、そこまでしてまだ予防接種しないといけないかな?と思ってしまって。

一度もコロナかかってないので、免疫がないからしたほうがいいのかもしれないけど、公費で打てなくなる3月まで悩むことにします。

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