
半年前に学生時代からの友人と姫路城に行きましたが、今回は両親を誘って行ってきました。
もともと、お城や大河ドラマが好きな母が、まだ姫路城に行ったことがないから行きたいと言っていて。
昨年は、母の死ぬまでに行きたいシリーズのひとつ「安芸の宮島」に同行しました。
その時は、ネットなど使えない母は電話で旅行会社に何度も連絡して、ようやく空きがあるツアーに申し込んでわたしを誘ってくれたのでした。
それじゃ行ける時にサッと行けないから、わたしがホテルや新幹線をとってあげるよ、ということにしたんです。
なので、姫路城なら一度行ったから勝手もわかるし、桜の時期で天気がいい日に案内してあげるよと提案しました。
思った以上に乗り気でさらに父も行きたいと言い、50歳過ぎて初めて、親子3人での旅行となりました。
結果としては、とっても喜んでくれたので、元気なうちに親孝行ができてよかったなあと思いました。
親孝行といっても、お金はわたしの分も出してくれたんですけど…。
とにかくわたしは添乗員に徹し、行動ペースや食事買物、すべて両親ファーストにしました。
こってり洋食やオシャレカフェや食べ歩きスイーツなどは一切なしです。
そんな、高齢の親を連れて行く旅行でのよかったことと反省点を紹介します。
よかった点。
2泊で荷物も少なかったのですが、半分空っぽでもわたしはキャリーケースで行きました。
荷物が多かったら入れてあげれるし、キャリーに固定できるマジックテープベルトも持って行き、バッグを運んであげることもできました。
旅程は時間にかなりのよゆうをもってつくり、他にどこか見たいと言われた時のために穴埋め予備プランも準備。
旅のしおりは両親2人分プリントアウトして、最初に渡しました。
聞かれそうなこといろいろも細かく記入したので、新幹線の中ではしばらくしおりを見て過ごしてくれました。
わたしのしおりには、さらに細かい書きこみ入り。
食事のお店候補とか電車の時間5~6パターンぐらいを。
思いがけないスポットをじっくり見て時間がかかったり、スムーズに移動できて時間があまったりしたときに対応できてよかったです。
また、両親は交通ICカードを持っていませんので、VISAタッチが使えるクレジットカードを人数分持って行き、対応しているバスに乗った時はカードを渡して両親もそれで乗れるようにしました。
JRは使えなかったので、わたしのICカードで両親の切符を買ってあげました。
これでほぼキャッシュレスで移動できましたね。
また、姫路駅から姫路城など、徒歩15分程度で行けるところでも体力温存のためにタクシーに乗りました。
高齢者は歩くのが遅いし疲れも大きいので、無理せずにタクシーを利用しました。
3人分だからそんなに割高にも感じませんし。
旅行中3回タクシーにお世話になりました。
ホテルは姫路駅直結のホテルモントレ姫路の、姫路城が見える最上階ラグジュアリールームを予約。
高かったけど、部屋が広くて豪華!
日中は白く輝き夜はライトアップされた姫路城が見え、両親はずっとカーテンを開けてながめていましたね。
温泉ではないけど、大浴場があるのもホテル選びのポイントでした。
そしてあえて食事なしの素泊まりプランにしました。
ホテルモントレ姫路のレストランはイタリアンなので高齢の両親の口には合わないし、直結の駅ビルに飲食店がたくさん入っているので、和食のお店を予約しておいて食べに行きました。
朝食も、バイキング形式だと両親には面倒なんですよね。
とくに、父には食べそうなのを見つくろって取ってきてあげないといけないし。
それにビュッフェだと欲ばって食べ過ぎたりするし、時間がかかる。
料金だって1人3500円しますしね~。
姫路駅ビルには美味しいものもたくさん、デパートもあるので、夜のうちに買って、朝からレンジで温めて部屋で食べたほうがくつろげます。
部屋も広かったし、窓際に3人じゅうぶん座って食べれるテーブルスペースがあったのでこの計画は大成功でした。
ホテルの1階にはコンビニとコーヒーショップもあったので、部屋が広くて快適なら朝食は部屋食がいいなと思いました。
そして、ホテルのTVにはミラーリング機能があって、iPhoneの動画や写真を部屋の大きなTV画面で見ることができ、両親楽しそうでした。
その日の姫路城で撮った写真や、娘(孫)のダンスをする動画など。
ふだん離れて暮らしているのでなかなか細かい報告をしないし、スマホの画面で見るのとは感覚が違うので、思った以上によかったです。
今回の旅行、我ながらバッチリだったなと思いきや、反省点もありました。
準備不足で、ある駅でコインロッカーに入れなければいけなかったのに探すのに時間がかかってしまいました。
改札出たらコインロッカーぐらいあるもんだと思っていたのに、ウロウロ探して人に聞いてやっと見つかりました。
外で急いでる時に小さいスマホ画面で調べるのってつらいんですよね…。
外の明るさと老眼とで本当に見えにくくて!
両親には20分ほど立って待ってもらうことになりました…。
あとは予約できない食事のお店。
名所の見物について行かずに、わたしが並ぶなり名前を書きに行くなりしておけば、1時間も席を待たずにすんだのにと反省です。
細かいことをいえば、すべての乗り換えの駅でのホームが何番か、まで調べておけば迷いなく動けたんだろうな。
でも、母はツアーだと服装に気を使って着替えも増えるから、個人旅行でよかったと満足してくれました。
説明文とかをくまなく読みたいし、好奇心が強くてあれもこれも見たいから見物に時間がかかる父も、集合時間を気にしなくていい娘の案内旅行はよかったと言ってくれました。
両親も歳なので、足腰が悪くなったら旅行も楽しめないでしょう。
あと何回行けるかわからないけど、行きたいと思ってる場所へついて行ってあげたいなと思っています。
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