先月、大学生の息子が朝からだるくて熱っぽいと言い出しました。
37.2度ぐらいの微熱だったので、ふつうならその程度大丈夫だろうけど、だるいって言うのが気になります。
こんなご時世だから、病院に行って念のため早めに診てもらってねと言いつけ、わたしは仕事に行きました。
すると、夕方、仕事が終わるとLINEが入ってました。
「病院行った。PCR検査受けた。いま38度。」
え!
職場に家族がPCR検査を受けたことを伝え、結果が出るまで、そして結果次第では休むことにしました。
帰宅すると、息子は39度の熱を出して苦しそうに寝ています。
もちろん食欲もないし、暑いのに冬の布団を引っぱり出して寒い寒いと震えていて明らかに異常。
のどは痛くないといい、味やにおいもちゃんとする。
たまにこういう風邪をひく子なので、コロナと見分けがつかないな…という感じ。
PCR検査の結果は翌日というので、ハラハラドキドキしながら一夜を過ごしました。
そして翌日、PCR検査の結果の電話がかかってきたけど、陰性でした。
もしコロナ陽性だったら…とかなり恐怖だったので、本当にホッとしました。
それにしても3日間も39度の熱が続き、すっかり弱ってしまっているのに一向に治る気配がない…。
さすがに19歳にもなると、小さいころ高熱を出すと必ず見えていた「熱のオトモダチ(熱せん妄・幻覚)」は現れなかったそうですが。
あまりにもよくならないので、3日目にもう一度病院へ行きました。
こういうとき、車がないと不便です。
コロナ陰性とはいえ、熱があるのにタクシー呼べないですし。
幸い病院は歩いて5分のところにあるので、がんばって歩いてもらいました。
先生はPCR検査の結果が陰性だったことで安心していましたが、でも他に熱が出るような所見が全くないことを不思議がっていました。
肺はレントゲンまで撮って診てるし、咳がないけどのどが腫れてはないか熱心に診ても、な~んもなし。
鼻水とか腹痛とかもなし。ただし頭痛だけはひどい。
インフルエンザは昨今全く出てないから考えられないとおっしゃるし、血液検査の結果で白血球も異常なし。
マジで原因がわからないから、「夏バテかな?」で終了…。
水分とってゆっくり寝てね、と言われ、その後3日でだんだん熱が下がり、一週間ですっかりよくなりました。
ところで!
この発熱騒動で医療費が8000円以上かかりました。
内科では初診料やレントゲン検査の保険点数が高かったのです。
そして、抗生剤と解熱剤だけですが薬代もかかったし、PCR検査代は後日医師会から請求書が届いて振込みもしました。
2ヶ月前、濃厚接触者認定されPCR検査を受けなければならなかったわたしは検査代無料でした。
また、コロナ陽性になったら治療は公費になりますよね。
だけど、コロナ以前は熱が出たぐらいでは行わなかったレントゲンやPCR検査代、陰性だったらそれは全部個人負担。
8000円は高い。痛い。
でも、思い出したのです。
つい最近読んだ大学のパンフのことを。
健康保険証を使用して病院にかかった場合、大学から医療費を補助してもらえる制度があるんですよね。
大学によって、あるところとないところがあるし、すべて給付してくれるところや一部補助してくれるところがあるようです。
息子の大学は、一医療機関ごと・月ごとに申請することで、各1500円を超えた分を後で振り込んでくれます。
医療費の補助額は、1ヶ月に8万円、年50万円までが上限となっています。
申請書には医療機関から記入してもらう部分があるので、病院に再度行かないといけないので手間はかかります。
「一医療機関ごとに」1500円以上かかった分の補助だから、病院・薬局・医師会検査と3つに分かれていた今回は、病院についてのみが申請できて、もらえるのは4500円ぐらいです。
PCR検査の請求は1780円だから申請はできるけど、まず請求書が届いたのが翌月だったし、申請書に記入してもらいに行くのも大変なのに280円しかもらえないので申請しませんでした。
入院したりケガしたりの場合は保険の請求しようと思うけど、ふつうに風邪ひいたとかで病院かかってもお金がもらえる制度があるなんて、知らなかった…。
検索すると意外と多くの大学にあるんですね。
これ知ってるのが常識なのかな?
喘息とか花粉症とか、いつも病院にかかりがちな大学生はこれ利用すると4年間でだいぶ違うんではないでしょうか。
知らなかった! という人のお役に立てれば幸いです。
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