ただの「プライド高い」「亭主関白」「男尊女卑」男性だと思って異常と気づくのに遅れる
「モラルハラスメント」という言葉を知らないと、結婚した相手がモラハラなのに、モラハラを助長するような行動をしてしまうおそれがあります。
なぜなら、夫がただの
「亭主関白」
「プライドが高い人」
「男尊女卑思考」
なのかもしれない…としか発想できないから。
モラハラ人間には、自己愛性パーソナリティ障害という矯正しがたい原因があることがほとんど。
なのに、そういう知識をもってないと、自分が知ってるものにあてはめて納得せざるをえませんし。
わたしはそんなだったから、結婚してから10年もの間、モラハラを助長するような行動をとってしまいました。
❝ダンナ様を立ててあげればゴキゲンになりうまくいく❞
❝ 気が短いから怒らせる前に先回りして動いてあげると平和❞
❝ プライドを傷つけないように細かく指摘するのをやめよう❞
❝ 機嫌よく過ごしてほしいから、なんでも大げさにほめてあげよう❞
このような、わたしの研究や工夫を重ねた努力はことごとく逆効果となりました。
モラ夫はわたしの努力と自己犠牲の性格を栄養にして、年々モラハラの悪質度を高めていきました。
亭主関白かなと軽く考えていた
昔の日本はだいたい亭主関白だったと思います。
すくなくとも平成の初めごろまでは、とくに地方では亭主関白とか男尊女卑の思考が根強く残ってました。
うちの父はそうじや料理なんてしたことがありません。
母は父のお世話をなにからなにまでしてあげることがあたり前で、お茶の一杯さえ父が望む前にささっと出していました。
だからといってうちが特別だったわけではなく、友だちの家もみんな同じような感じでした。
それを見て育ったからかはわからないけど、わたしは、妻は家事や夫の世話をしてあたり前と思っていました。
あるとき、東京出身の人と結婚した地元の友だちが、彼の実家に行ったときの話をしてくれた時のこと。
「お義父さんが食後に、薬、薬…って言いながら探しているのに、お義母さんも義妹もまったく反応してなくてカルチャーショックだったわ。」
話を聞いたみんなは、声をそろえて言いました。
「父が自分で薬を飲むなんてありえない!
母がサッと準備するか、せめて水を用意したりはするよね。
やっぱ東京の家庭は個人主義がすすんでるわ。」
まわりのみんなも同じような感じだったし、やっぱりわたしが特別してあげすぎるわけではないと思うんです。
プライドが高い人だなと多目に見ていた
わたしのほうが高い持ち物を持っていると、一言も自慢なんかしてないのに(ヴィトンとかみんな持ってたただの流行りでしたよ?)
「だから貯金できなかったんだね。」
と嫌味を言う。
「自分はブランドに興味がないけど人それぞれだね」
ってふつうに言えばいいのに、安物しか買えない自分とバカにされてる気がするのか…。
でもバカなわたしは、プライド高くて面倒だけど、誰だって少しはそういうとこあるしこっちが大人になって聞き流すことに徹し笑って許し続けてしまいました…。
男尊女卑思考が根底にあるのは確実
やっぱり男尊女卑思考が強い。
結婚するまでは、どちらかというと男女平等の考えを持つ人だと思ってました。
「職場で女性の発想がないとよい方向に変わらないんだよね」
とか、
「女の人のほうが能力が高いってことも多いからどんどん活躍の場を作るべきだ」
とか。
言うだけは言ってたんです、たしかに。
そんな風に語るモラ夫を、柔軟で先進的な考えを持っていて好ましいなと思ってました。
な・の・に。
結婚して専業主婦になったら、家事はもちろん「妻の仕事」
今まで自分でやれていたであろう雑務も全部タイトなスケジュールで指示され、性生活もこちらの意思は無視で自分の気分で強要。
妊娠して、つわりでまったく動けないほど気分が悪いのに、そうじや料理をできないのは甘えだと説教。
そのうち、職場で産休や育休、時短勤務を取得する女性たちの悪口を言い始めました。
「権利だから何も言えないけど、しわ寄せは全部同じ部署のみんなに来てる。迷惑。」
実際に残業が多くなってたから、
「そりゃ大変だよね~」
と、専業主婦のわたしはまったくイメージわかず、モラ夫を気の毒にすら思ってたけど。
モラ夫は、理想の自分は「男女平等思想を持つ先進的なオレ」なのでしょう。
だから、きっと職場ではそういう顔して、いいことしか言わないんでしょうね。
結婚前にわたしにそう語っていたように。
よそゆき顔では理想の自分を完璧に演じるんです。
かたや、結婚して監獄に入れ子ども産んだらもう逃げれない妻相手に、自分を飾る必要ないからね。
根底に持っている「女をバカにする」本音をかくすことなく爆発させてストレス発散。
そして、子ども小さいのにまわりに迷惑かけて働くやつ迷惑だ~なんて言いながら、妻には働いてない稼いでないと罵る矛盾。
ぜんぶ自分目線で不平不満ばかり!
あなたがガマンすることでモラ夫はパワーアップする
わたしは典型的なモラレ性質の妻だったので、モラ夫はモラハラが非常にやりやすかったのだと思います。
一度イヤな目にあったことは、自分がガマンしてでももうくり返し起きないように学習する。
ギスギスした雰囲気が苦手な平和愛好家だから、空気を読み過ぎて常にモラ夫優先の行動をとる。
だから、だんだんモラ夫にとってよけいなことは言わない、しない、とにかくヨイショして持ち上げて従順な奴隷になっていってしまったのです。
モラ夫はロックオンしたターゲットの観察力が人間離れしているので、妻の心理状態を巧みに読み取って分析してじょじょにモラハラの支配を強くしていきます。
あなたがもしまだ結婚前後のモラ夫との関係が短く、
「モラハラかな?」
と心配してる段階でこれを読んでいるのなら、この点を意識して、
「プライド高い」「亭主関白」「男尊女卑」
でさえも、今の世の中では通用しないんだよという態度で、ゆずらずガマンせずで接してみてください。
それによって、モラハラでもモラハラじゃなくても、夫があなたとの上下関係をつくろうとする機会を減らすことができます。
もし、
「自分さえガマンすれば波風立たずにこの場をやり過ごせる」
という意識でいると、モラ夫はすくすくとパワーアップしていき、あなたはどんどん苦しくなっていってしまいますよ。
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