モラ夫の経済的DVがエスカレート!古物商免許とらされ近所にチラシを配らされる

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前回の記事に続き、モラハラwith経済的DVのエピソードです。

時期としては、このブログの最初の記事にある、モラハラ脱出3年前のDV事件の少し前となります。

古物商許可証

そんな時給のパートは仕事とはよべない

生活費をほとんどくれなくなってからも、お金がないとアピールしてさらにわたしに渡すお金を減らそうとするモラ夫。

このころ時給950円のパートをしていたものの「そんな時給では仕事なんて言わない」とバカにされ、わたしは働いてないものと扱われていました。

地方ではこの時給でも高いほうなんですがね…。それでもダメか。

とにかく、時間と引き換えに賃金を得る雇われの身で満足しているようでは思考停止したバカだそうで。

モラ夫自身もサラリーマンだけど本意ではなく、妻子のためにしかたなく安定の道を選んでいると言います。

それでも、自分はもし商売をしたら必ず成功する自信があるし、なんなら会社を辞めて起業したいぐらいだそう。

なので、そんな自分の夢は妻がかわってかなえるべきだと主張します。

安く仕入れて高く売る、カンタンだろ?

このころ毎日のように、モラ夫から「どうしたらかせげるか」という詰問を受けていました。

モラ夫にとっては話し合いなんだろうけど、わたしにとっては恐怖の時間です。

「どうしたらかせげるか考えたか?仕事してないからヒマだろう?」
「何日もたってるのにアイデアがひとつも浮かばないってなまけてるだけだぞ?」
「みんな必死で働いてるのにオマエみたいなだらしないヤツはいないよ?」
「なんで働きもせず大きな態度でこの家にいられるの?」
「ヒマでなんだってできるのになぜ起業しない?信じられないよ。」

こんなふうに、毎日毎日責められバカにされ強要されるのです。
なにかのきっかけで話題が変わってくれるのを祈るばかりの苦痛な時間でした。

最初は「パートしてるし育児も忙しいし起業も興味ないし」と抵抗してましたよ。

だけどモラ夫はしつこい。

言葉たくみに、ああ言えばこう言う・論点をずらす・間接的直接的にわたしをバカにするようなことを言う。

そんなことが続いて、脳が弱っていくのを感じていたし、マインドコントロールされていったんだと思います。

…パッと大きくかせげるような斬新なアイデアなんて浮かばない…。
…またモラ夫の説教がくる…。
…明日は仕事も子どもの行事もあるし早く寝たい…。

わたしはできるだけモラ夫の怒りを買わずに話が早く終わり、怒られずにすむよう、モラ夫が言ってることにいつも賛同するようになりました。

「安く仕入れて高く売ればもうかる。カンタンなことだろ?」

モラ夫がこう言うから、
「それがいちばんいいんじゃないですか」
と答えておいたんです。

古物商免許を取れ!

ある日モラ夫は「ゲームを安く買い取って高く売ればもうかる」と言い出しました。

そのためには「古物商許可証」を取らないといけないけど、簡単な手続で取得できるからまずはそれをしろと言います。

いつも税金や保険などの事務関係はわたしに丸投げでなにもやらないモラ夫が、このときばかりは自分で調べ上げて、必要書類や警察署で申請するなど方法をメモ書きして渡してきました。

住民票など書類の取り寄せに手間がかるし、2万円近い印紙代も経済的DVを受けているわたしにとって大金です。
しかも警察署に行って申請とか、気乗りがしないのに敷居が高すぎる…。

しばらくしたらモラ夫の熱も冷めるだろうと、忙しくてできないふうにしていると、ついにモラ夫がみずから住民票を取ってきました。

(いま調べたら2019年からは不要になってるそうですが)このころは古物商免許取得の条件として「登記されてないことの証明書」が必要でした。

これがまた面倒で、わざわざ法務局へ取りに行かないといけません。

それでも、モラ夫の毎日の「やってるか?」圧がこわくて、パートが終わってから幼稚園のお迎えまでのわずかな時間に猛スピードで法務局へ行って、わけのわからない「登記されてないことの証明書」なるものを発行してもらいました。

ひとつコマを進めたところでモラ夫を満足させて時間をかせぐ作戦でしたが、モラ夫はなかなか飽きません。

ついにモラ夫がキレました。

印紙代の現金を渡してきて、鬼の形相でわたしをにらみつけて迫ります。

「いつ警察署に行くんだ?
明日か?あさってか?」

もはやこれまでか…!!

わたしは震えながら、
「明日行きます」
と答えるしかありませんでした。

またまたパートが終わってから、ダッシュで帰宅途中にある警察署に行きました。

しかし飛びこみで古物商免許を取りたいと相談するも、自宅の住所を聞かれ「管轄の警察署がちがう」と門前払いされてしまいました。

それをモラ夫に報告すると、
「下調べもせずに行ってバカか?」
と怒られ、
「そんなんだから警察官からも鼻で笑われたんだろうよ」
と、えんえんと説教されました。

もうこれ以上モラ夫に怒られないように、翌日は娘が夏休みに入って連れて行くしかなかったけど管轄の警察署に足を運びました。

警察署の生活安全課という部屋の、事務フロアの一角のような居心地の悪い空間に、幼稚園の娘を横に座らせたふつうの主婦のわたし。
かなり浮いてました。

申請書や誓約書など細かい書類を書き、その場で
「屋号は何か?」「行商はするのか?」
など、用意をしていなかった項目も埋めないといけませんでした。

そして、
「どんなふうに仕入れて、どんな方法で売るつもりなのか」
という事業計画を面前で質問されました。

泣きそうになりながら、しどろもどろで答えるわたし。

…不自然でしょ? やる気が全然ないのが分かりませんか?
…夫に暴力で支配されてるんじゃないかと察して保護してくれませんか?

そのとき、わたしは警察署の人に❝家庭内で奴隷にされているんじゃないかと疑ってほしい❞と願っていました。

でも、現実はドラマのようにはいきません。

「後日自宅を見に行く」とか「許可がおりたら古物商免許のプレートをつくらないといけない」などと説明は淡々と続けられます。

モラハラ生活はこれからさらに苦しいステージに入るんだな、と思うと絶望しかなかったですね…。

これからしばらくして、古物商免許が許可されました。

テンションアゲアゲのモラ夫、死にたくなるわたし

警察署でとっさに考えた屋号がダサすぎるとさんざんバカにされたものの、わたしが古物商免許を持ったことでモラは念願の商売ができるとゴキゲンです。

さっそく商売用の携帯電話を契約してきて、自分でチラシを作り始めました。

名前を出すのも実際に動かないといけないのもわたしです。

モラ夫が作る雑なチラシのほうがよっぽどダサいしクオリティが低すぎるので、どうせやらなきゃいけないならとデザインに意見を出してみました。

でも、「じゃあオマエがやれよ!」と逆ギレしかけたので、これ以上わたしが積極的に関わった事実は残したくないと思い、一生懸命ヨイショしてチラシがよくできてるとほめるしかなかったです。

そうしてできあがったチラシ。
ていうか、ふつうのコピー用紙に印刷しただけのもの。
ゲームのタイトルと買取価格が書かれた表に、電話くださいと書かれています。
まるで小学生がWordを習ってつくってみたぐらいのレベルです。

チラシ
実際のものです

これを嬉々として近所に配るというのです。

正気か…!?

このころのモラ夫は本当に頭がおかしかったんではないかと思います。

たぶん「こんなことしたよね?」って聞いたとしても、本気で覚えてないと言いそう。
モラ夫は恥ずかしいこと都合の悪いことは記憶から抹消しますから。

でもこれはホントの話。

さっそく、幼い子どもたちがいるのに、留守番させていっしょにチラシを配りに行こうと言います。

しかたないから一緒に出かけましたが、マンションにポスティングするって気分が悪いですよ。

やとわれたポスティングスタッフならいいけど、個人だとバツが悪くて、チラシお断りなんて書いてあるエントランスとかポストとかすごく緊張します。

そして、すでにチラシがたまってるポストにわたしがチラシを入れた瞬間、モラ夫が激怒しました。

「オマエ、バカか?
ちっとは考えろよ?
見るからにチラシを読まないとわかるポストになぜ入れる?
人が一生懸命つくったチラシをムダにするなよ!
それともナニか?早くチラシをさばいて帰りたいと思ってるのか?」

わたしは気が回らなかったことを謝罪したけどモラ夫の怒りはおさまりません。

「オマエの仕事だぞ?わかってる?
最初だからいっしょに配ってやってるのになんなん?
もう後は全部オマエが配れよ!
全部なくなるまで帰るなよ!ズルはぜったいするなよ!」

と、残りのチラシを道路にたたきつけて先に帰ってしまいました。

わたしは泣きながらチラシを拾って近所を回りましたが、マンションはたくさんあっても、ポストの前に管理人室があったり、友だちが住んでいるマンションだったりしてなかなか配りやすいポストがありません。

どうやって時間をつぶしたか覚えてませんが、子どもたちがいる家に泣き顔で帰るわけにはいかないので、しばらくしてから家に帰りました。

子どもの手前かどうかわかりませんが、モラ夫は子どもといっしょに
「ママおかえり~~!」と笑顔で迎えました。

後日、急に許される

brown steel locker cabinet with padlock
Photo by Arif Kemal Köroğlu on Pexels.com

もうモラ夫の怒りのパワーが強すぎて、いっしょに家にいるときは胸がつぶれそうで息をすることも苦しかった。

わたしは気分を切りかえて、自分のキャラも考えもモラ夫の望むように変えて、
「わたしは自分自身が商売をしてお金をかせぎたいんだ」
と自己暗示をかけました。

そんな人もいる、そんな主婦もいっぱいいる、わたしも自分が望んでやってるんだから!

もうヤケクソです。

死にものぐるいでモラ夫の作ったチラシをパート帰りの道すがらのマンションのポストに配りました。
管理人さんにチラシ入れるなと怒られてへこんだりしながら…。

そして、自分を鼓舞して、楽しくやってる表情をつくってモラ夫に報告。

「今日パートの帰りにいろんなマンションにチラシ配りました!」

すると、モラ夫は興味なさそうな表情で言いました。

「あーあれね、もういいわ。
どうせほとんど連絡なんてないと思うよ。
ま、しばらくは電話かかるかもしれんから、そしたら買い取りだけ行ったら?」

はぁ??

これだけお金と労力を使って、死にたくなるほどつらい思いをしながら、でも生きていくためには自分を殺して別人格となって商売をするしかないという壮絶な覚悟をしたのにそれ?

でも、とにかく、せっかくモラ夫の熱が冷めて許されたのです。

今後この話を蒸し返されないように、いっさいこの話をすることはありませんでした。

免許返納というよけいな仕事も発生

古物商免許の話はタブーになっていたものの、数年たったモラ夫がゴキゲンなある日のこと。

「古物商免許、使わないなら警察に返さないとペナルティあるかもよ。」
と、またしてもわたしに❝あるはずのなかった仕事をつくりだして押しつけるモラ❞をしてきました。

覚えてたんだ!
だとしても自分のやったことが恥ずかしくて二度と口に出せないと思ってたよ?
やっぱりモラ夫はふつうの感覚とはちがうんだね…。

「はい、返却しときます。」
わたしはまったく動揺してないふうをよそおい、それでも「またやれ」と言われるより1000倍マシだと思ったのでホッとしました。

モラ夫は、こういうふうに❝被害者に非常識なことを押しつけながらも「でも○○じゃなくてよかった」と錯覚させるやり方❞が天才的にうまいです。

ただし、本当に気が重かったので、この仕事はスルーしたまま何年も過ぎました。

そしてモラハウスから脱出した3ヶ月後、持っておくのも忌々しいし気になってしかたないので、重い腰をあげて警察署に返しにいきました。
やってもないのに廃業届みたいな手続きでした。

でもね、そこは3ヶ月前、脱出直後にモラ夫の子ども連れ去りの心配を相談したときと同じ生活安全課。
バツが悪いったらありゃしない。

このとき相談した警察署です↓

顔を合わせたのはちがう人だったので「こないだ来ましたね?」という会話はなかったですけどね。

こんなことがあったから、今でも中古ショップなどで古物商免許○○○号というプレートを見ると胸からのどへグーッと重苦しい空気がこみ上がってきて苦しくなるのです。

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