前日になって言い出す子どものあるある
モラ夫と同居しているときは、子どもがまだ小中学生だったということもあり、せっせと子どもの世話を焼いてました。
でも、母親だったら子どもの自立をうながすことも考えながら、お世話の度合いをコントロールしますよね。
ところが、モラハラ家庭ではそうはいきません。
子どもが困らないようにあれこれ先回りして全力でケアしないオマエは母親失格だとモラれるからです。
たとえば、1ヶ月も前に学校で習字があるから使う道具を確認しておいてくださいというお知らせがあったとき。
小学校低学年のころならまだしも、6年生にもなって母親が習字道具を確認してやる必要はないとわたしは考えてます。
だから、習字道具が必要な前日夜9時に半紙がないって騒がれても、知らんがなって話。
先生に申告すれば? とか、友だち何人かに少しずつ分けてもらったら? とか代替案を提案しても子どもはこう言います。
「だから前に明日使うって言ったよね?」
……。
1ヶ月も前に、いついつ使うからって言ったから何? じゃあ確認しといてってママはそのとき言ったよね、とイラっとします。
まあ、まだ6年生だから、
「そうねゴメン、ママもそろそろ確認したのかって聞けばよかったよね。」
と折れて、まだ開いてるお店に買いに走ったけど…。
これをいい歳したオッサンに同じことをされるのはちがうと思うんです。
妻を備忘録にして自分はラクに生きるモラ夫
ちなみに、前述の件は子どもの使う道具の確認をしなかったオマエが悪いとモラ夫からネチネチ怒られました。
そして子どもには、「悪いのは忘れてたママだから全然気にしないでいいからね」って言ってました。
モラ夫は自分で責任を取る能力が著しく劣っていることを自認してないし、他人になすりつけることがラクだからそれを子どもにも刷りこもうとしてる。
かつてモラ夫はよくわたしに電話やLINEをしてきてました。
「明日アレを持っていかなきゃいけないから声かけて。」
「今日帰りが遅いけど明日は5時半に起きないといけないからぜったい起こして。」
もーとにかく、用件だけ言って切るんですよね。
文字を打つのすらメンドウなんでしょう。
で、わたしも出先でふいに取った電話だったりするから、メモすることもできずに忘れることがあります。
しかしモラ夫、責任をポイっと押しつけたらあとはよろしくという思考だから、悪いのはわたしということになります。
自分の用事なのに、モラ夫は自分で記憶しておく労力を解放して妻に押しつけて安心して忘れることができるんです。
うっかりわたしがミッションを果たさなかったら不利益を被ったモラ夫は大激怒します。
わたしは結婚初期にそれをやられてこりて、一度言われたら呪文のように唱えて忘れないようにして、ミッション終了までは気が休まらないでいました。
新婚のころは、サラッとこういうふうに電話してまかせてもらえるのが信頼されてると感じ、妻っぽくてうれしいぐらいに思っているうちに調教されていきました。
信頼されてるのではなく支配されているのだとは気づかずに、モラ夫のメモリー媒体として任務をまっとうしていましたね。
モノが見つからないのを妻のせいにするモラ夫
転勤先の土地の事情で、車を数年手放した時期がありました。
そのとき、運転免許証をしばらく使わないからしまっておいてくれないかと言われて、他のだいじな書類といっしょに保管しました。
そんな中、モラ夫の免許更新のお知らせがきて、免許証が見つからない事件が起こりました。
たしかにわたしが保管してたけど、モラ夫が本人確認かなんかで免許証を使う用事があってモラ夫に渡して戻ってきてない可能性が高いと思いました。
だけど、何年もたっている中で、そんなことがあったかどうかもはっきりとした記憶がなく、どうして見つからなかったのかは不明のまま。
モラ夫の理論では、保管を依頼したのに紛失したオマエが悪いということでしこたま怒られました。
もしわたしが紛失したのなら申し訳ないけど、そもそも車に乗らないからって免許証ぐらい身分証として携帯しとけよ! と言えたなら…。
ほかにも、こまごまとしたモノでも、見つからないのは全部わたしのせいになりました。
モラ夫は出しっぱなしにする人なので、部屋のあちこちにモノが積み上げられた吹き溜まりをつくります。
わたしはそれがイヤで、片づけをします。
だけど、オマエがどっかにやったからなくなった、オレはちゃんと何がどこにあるか把握していると主張します。
だんだん、ゴミと判別のつかないような紙切れ一枚でもこわくて捨てられなくなり、やがて散らかった部屋でも勝手に片づけることができなくなりました。
せっかく新築の家を建てたあともその悪癖はなおらず、目につくリビングやダイニングテーブルもぐちゃぐちゃ。
恥ずかしくて人も呼べなくてイライラするけど、片づけるとまた怒られるのがこわい。
だから、人が来るたびに、乱雑に積み重なったモノを崩さないようにそのままの形で大きな箱やトートバッグに入れて別室に運び、
来客が帰ったらもとのちらかった状態に原状回復するということをやっていました。
モラ夫は自分で責任を取らない才能に長けている
モラ夫は自分で負いたくない責任はとことん逃れたいと思ってます。
でも、外ヅラがいいから、職場などではたぶんちゃんとやるべき仕事をやってるはず。
いっぽう、自分を飾る必要がない家の中では、忠実な専属秘書になんでも丸投げして、ミスがあったら妻のせい。
さながら、モラ夫は超ブラック会社の社長で、妻は無給で休みなく働かされる部下という構図です。
時代は令和。
ブラック会社はさっさと辞めるべし。あらゆるハラスメントからはとっとと逃げるべしというのが今の常識です。
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