モラハラ離婚の弁護士費用の相場とわたしの支払額

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弁護士費用はいくらかかるか知っておこう

モラハラ夫と離婚したいと思ったら、弁護士なしの話し合いはむずかしくなります。

どこへ相談に行っても、ネットで調べても、モラハラ離婚に弁護士はマストということはもう常識です。

だけど、モラハラから逃げられない理由として、収入が少なかったりモラ夫から経済的DVを受けていたりというお金の不安があげられます。

そのため弁護士代なんていくらかかるか分からないから怖いという人も多いでしょう。

2004年までは弁護士会の報酬基準があって、弁護士報酬は一律の金額と決まっていました。
現在は自由に料金を定められるようになってますが、以前の決まった報酬額がベースになっているのでだいたい相場は決まってます。

なので、ありえないほど高額の料金を請求されるおそれはないし、契約前に料金は明示されるのでぼったくられることはまずないです。

だから、耳にする弁護士報酬の金額だけ聞いて、高いから自分にはムリと決めつけず、だいたいいくらかかりそうか調べておきましょう。

別居とか離婚とかまだまだそんな…と思ってる段階でも、いや、そういうときこそ知識として冷静に調べておくことが大事です。

実はわたし、モラ友が紹介してくれた法律事務所の料金などはくわしく調べもせずに初回相談に行って契約してます。
一応、女性センターからもらっていた弁護士事務所の料金だけ確認したけど、そう変わらないなと思ったので。

とにかく結果を出してくれたからオススメよと言われたので、腕にまちがいないところがいいと思ってお金にまで気が回りませんでした。

結果的には、けっこう安めのところだったし、値引きもしてもらえたのでかなりトクしたみたいです。
結果オーライだったからよかったけど、もしお高めの法律事務所だったらあとでもっと比較すればよかったと後悔したかもしれません。

わたしがこんな感じだったので、あなたにはちゃんと費用を調べて相場を把握して、有事にそなえてほしいと思います。

モラハラ離婚の弁護士費用の相場

弁護士にかかる費用は、おもに、着手金成功報酬と通信費などの実費があります。

ほかに、調停のための裁判所が遠方の場合、出廷する交通費や日当がかかる場合もあります。

調べてみると、着手金と成功報酬についてはそれぞれ「20万円」か「30万円」というところが半々ぐらいのよう。

さらに、調停に移行した場合は追加でまた着手金がかかり、成功報酬も交渉で終わらず調停で離婚成立した場合は5万~10万円UPなど、よけいにお金がかかるところが多いです。

わたしの依頼したところは、婚姻費用請求調停からさらに離婚調停請求したとしても調停移行着手金は1回でいいとのことでしたが、事務所によってちがうので、このあたりで20万円とか30万円とかかんたんに差が出ます。

また、財産分与や慰謝料などの経済的利益から10%程度の報酬を払うのが一般的ですが、なかには15~20%などというところもあるので、モラ夫の財産が多い場合はビックリするほど差し引かれますよ。

そして、養育費をもらえることになった場合、それも経済的利益としてむこう2年分の養育費の10%を払うのがふつうです。

だから、着手金が必ずかかるものとして「20万円」
調停になったら追加で「20万円」
離婚成立したら成功報酬で「20万円」

以上の料金に、財産分与や養育費、慰謝料などを得た場合はその1割を支払うという感じです。

仮に料金がそれぞれ30万円のところだったら、合わせて30万円の差がつくということになります。

なので、弁護士費用は安かろう悪かろうというものでもないので、できるだけ安めのところがいいんじゃないでしょうか。

ここまで読んで、とにかく高すぎてムリなんてあきめないでください。

国に立て替えてもらって分割で返せる「法テラス」もありますし、わたしは事務所から無利息分割払いでいいと言ってもらえましたよ。

わたしが弁護士費用にいくら払ったか紹介

ビビらないで聞いてください。

わたしが弁護士費用として支払った総額は、225万円です。

着手金と調停追加着手金と離婚成立報奨金が各20万円プラス消費税。
切手や印紙などの実費が4万円。
残りは経済的利益の10%です。

最初に着手金20万円の請求がきて、2ヶ月後の婚姻費用請求調停の時に追加で20万円請求。
2年後に、長期になったので、いったんそこまで得た婚姻費用の15%(調停の場合は15%となっていた)請求されました。
最後に、離婚成立報奨金20万円と実費4万円、そして財産分与+今後の婚姻費用2年分の10%が請求されました。

請求明細に計算まちがいがあってトクしてたり、ほんとは調停してるから15%のはずの報酬が10%計算になってたりしたけど、「秘書がまちがってるみたいだけど、いいんじゃないですか」と弁護士さんが言ったのでそのまま。ウヒ。

さらになぜか15万円ほどの値引きもしてありました。

わたしの場合、特殊すぎる解決なので、離婚は5年も先だけど成功報酬は払わないといけないし、
婚姻費用この先2年分はしかたないとして、離婚が先だから財産分与もその時しか得られない(確証もない)のに10%は先払い。

「えっ、これいま払うんですか」
と聞いたけど、そうなんですよと申し訳なさそうに言われて。
だから値引きしてくれたのかもしれませんね。

契約終了のときに請求が140万円ぐらいきたので、分割でもいいと言われたけど一括で払いました。
だって2年半も別居してて婚姻費用をしっかりもらっていたので、一部はマージンだからと気を引きしめてちゃんと貯めていましたから。

だからわたしのふところが痛んだわけではなく、最初に手出しした着手金とかもモラ夫からもらったお金でペイしてありあまるぐらい。

振込手数料無料の口座は必ずつくっておいてくださいね!
わたしは楽天銀行と住信SBIネット銀行を愛用していて、高額の振込でも1円も手数料払わずネットでやってますよ。

わたしが払った弁護士費用、国産コンパクトカーの新車ぐらい買えそうな金額だから高いといえば高いですが。

弁護士さんがいなければとうてい得られなかったあたりまえの生活費がもらえ、そのうえ財産分与も将来の退職金からももらえました。

なにより、弁護士さんがいてくれたのでモラ夫と一切の接触をせずに協議離婚ができました。

それを考えると、決して高くはないと思います。

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