育児時代に子どもよりモラ夫ばかり優先していたことがくやしい

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photo of toddler running
Photo by Brett Sayles on Pexels.com

子どもが行方不明になって事故や事件に巻きこまれるニュースを見ると、ほんとうに胸が痛みます。

子どもはほんの一瞬でいなくなるし、家にいても四六時中目を離さないなんてことできないのに、家の外で、しかも子どもが複数だったりすると完璧に守ることはむずかしいです。

しかも報道されるちょっとした情報で、くわしい状況もわからないのに「子どもから目を離すなんて!」と親が非難されることもありますよね。

あれは本当に気の毒です。親ごさんがいちばん後悔してるはずですから…。

だれだって、子どもが大きくなるまでにヒヤッとしたことは一度や二度あると思います。

わたしもそうです。

習いごとへの送迎手段の確認ミスで、子どもがいなくなったと真っ青になり、小学校やママ友中へ連絡し、交番に相談までしたこともあります。(思いちがいでふつうに家に帰ってきましたが)

とくに上の子は、ほんとうに好奇心旺盛で気が抜けない子でした。

なんせ2歳のころの体操教室の集合写真には写っていません。(脱走してどうしても連れ戻せなかった)

スーパーのレジでお金を払っている間に勝手に出口へ移動したり、駅ビルのATM操作をしている間に電車に乗ろうと改札へ逃走するので、1歳のころは迷子防止ハーネスをつけていたほどです。

通りすがりのご婦人に、「あらあらワンちゃんみたいね!」と言われてしまったりもしたけど、死なせないようにせいいっぱいでした。

下の子もうまれると、上の子がトイレもうまにあわない!とかいう時にすばやく動けるわけではないので、2人つれての外出はほんとに大変。

それでも毎日仕事のように公園に遊ばせに行かねばなりません。

公園ではママ友と話したりしながら子どもを目で追い、神経を使うのですが、なぜかモラ夫からよく電話やメールが入るのです。(わたしの育児当時はガラケー)

物理的に携帯にさわれない時をのぞいて、とにかくモラ夫からの電話にはぜったい出ないといけないし、メールには即返信しないといけません。

子どもがいちばんだいじと分かっているしそうしたいのに、モラハラの恐怖に負けてしまって、優先順位がモラ夫になってしまってました。

子どもは外遊びやお友だちとの関わり合いで成長していくもの。
人生でだいじなことはすべてお砂場で教わる。

専業主婦のわたしは、そういう育児をするべきでそれが仕事なんだと思っているのに、しかしながらモラ夫の雑用をヒマな平日にやっておけと命じられます。

遠くのお店まで何かを買いに行けとか、パソコンに張りついて株の取り引きをしろとか。

そうなると子どもたち2人はいつものように遊べないから、グズったり暴れたりお昼寝しなかったり…というような欲求不満な一日になってしまいます。

それでもモラ夫が怖くて、できませんとか土日や有休取って自分でやってくださいとは言えませんでした。

子どもが友だちから聞いた料理を食べてみたいと言っても、モラ夫がその料理を好きじゃないことがわかっているならつくることはしませんでした。

土日に遊びに行こうという話がママ友間で盛り上がっても、モラ夫が怒ることがわかっているので、予定があるといいわけして参加することはできませんでした。

以前に子どものしつけができないことも書きましたが、ほんとうにモラ夫がいると育児に集中できないんです。

当時はモラハラというものも知らないし、いっぱいいっぱいでなんにでも全力でがんばっている気でいましたけど…。

ふりかえってみると、モラ夫のことばかりに心をくだいて、育児どころではなかったなと思います。

どんな時も、子どもよりモラ夫のことをいちばんに優先しないといけなかった。

そうしないと、自分は無視されたり生活費をもらえなかったりして生きづらくなるし、そうなると結局子どもたちにもつらい思いをさせるから。

モラハラに限らず、DV夫と暮らしていると、自分を守るのがせいいっぱいで、自分がしたい理想とするような子育てはできません。

しかもその渦中ではそのことに気づくよゆうもありません。

それは子どもにとっても不幸なことだし、あとで反省ばかりと後悔する母親も不幸です。

「やっぱり父親はいたほうがいい」って思いこんでいたり、人から言われたりすることもありますが、ママが笑顔で子どもファーストな生活が最上の環境だとわたしは思います。

モラ夫から離れてよかったで終わりではなく、過去にさかのぼってどうにかしたかったな~とまで考えるよゆうができたのかもしれません。

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