2024年年明け早々に起きた能登地震。
とても少額ながら、ふるさと納税で寄付させていただきました。
東日本大震災や熊本地震の時、今より何倍も世帯年収はあったはずなのに、自由に使えるお金がなくて、人に言えない程度の募金しかできませんでした。
でも、今はちがいます。
「いや寄付なんかしてる場合の所得じゃないでしょ」と言われるような年収ですが、他を節約してでも支援したい時は自分の裁量でできるような環境になりました。
こんなことでさえも、モラハラ結婚生活から逃げて本当によかったと思えることのひとつです。
実は中学~高校生のころ、輪島市の子と文通してたんです。
当時よくあった学習誌の文通募集コーナーで手紙を送って。
4~5年でどちらからか忘れたけど途絶えてしまったのですが、今も元気かな。
20代のころ金沢と羽咋に旅行に行った時も、連絡する勇気がなくてそのままになっています。
なので、今回の地震はほんとうに心配になり、けがはなかったとしても電気や水道などかなり長く不自由な生活をしいられているはず。
能登の復興を心から祈ってます。
そして3月5日。
通勤時にスマホを見ていて「日本一心」開催のニュースを発見し、衝撃を受けました。
まさに輪島の子と文通していたころ大好きだったCOMPLEXが再結成して、収益を能登へ寄付するチャリテイーライブを行うというのですから!
初回限定版CDは今も実家にあるほど好きだったCOMPLEXですが、ライブに行ったことはありません。
昨年末に思いがけず武道館ライブへ行ったものの、もうしばらく東京に行く用事はないなと思ってのに今度は東京ドームライブか?
もう一生見られないと思ってたし、今回が最後のチャンスにちがいない。
しかも能登復興支援…。行くしかない!
ということで、チケットが取れるかどうかもわからないうちにまずはホテルを2泊予約。
チケットが当選してからすぐ航空券を予約。
こういうことが自分だけの決断でできるようになったのがほんとうにうれしいです。
子どもたちは大学生でまったく手がかかりませんのでね。
ライブが近づいてきて久しぶりにCOMPLEXを聴いてみると、アルバム2枚しかないから全部覚えてる(笑)
ライブ1日目は空港で他県からきた友だちと合流して会場へ。
初めての東京ドームは、40代後半~60代のおじさん8割・(わたしら)おばさん2割であふれていました。
あのころのバンド好き少年少女が、今日のために休みを取って全国から集結したのねと胸が熱くなりました。
炎天下グッズ売り場に3時間並んだものの目当てのTシャツは買えず、タオルとキーホルダーだけGET。
グッズの売り上げも全て義援金になるのです。そりゃみなさん大人買いされてましたね。
開演間際にスーツ姿の男性が次々とかけこんでくるシーンもライブ会場では初めて見る光景でおもしろかったです。
急な決定で平日開催だから、仕事が休めなくてなんとかまにあった!って人も多かったんでしょうね。
わたしの隣の席も開演5分前に同じ歳くらいの男性がかけこんできました。
どなかた存じないけど心配していたので、「まにあいましたね!」と思わず声をかけてしまいました。
ライブはオープニングからのどよめき・熱狂がすごかったです。
吉川晃司さん58歳、目の手術で心配したのに1曲目からシンバルキックをやって、思わず悲鳴を上げてしまいましたよ!
昔とちがって布袋さんとのからみで柔和な笑顔を見せたり、でも声量は衰え知らず、めちゃくちゃカッコよかったです。
隣の男性も、「また13年後に!」と満足そうに帰って行かれました。
すごい興奮につつまれたまま、幸せな気分でご飯を食べてホテルに帰り、翌朝友だちと別れてひとりに。
わたしだけが2日とも参戦なので、朝からまずは観たかった「宇野亜喜良展」のために東京オペラシティアートギャラリーへ。
1時間ちょい鑑賞したけど、あとに何もなければあと2時間ほしかったかな。
半世紀以上前から、今見ても新しく感じるような少しアンニュイでオシャレな絵、またその画風の世界観がとても素晴らしかった。
宇野亜喜良さんについて、知らなかった経歴や作品などの情報量がすごくて、期待をはるかに上回る内容でした。
そして2日目のCOMPLEX公演。
午前中のうちにTシャツは完売してることがわかったので、連れもいないし、でもじゅうぶん早めの開演1時間半前に東京ドームに着いて、写真を撮ったり来場者のみなさんを観察したり。
座席が初日とは違う角度だったので、ちがった雰囲気を楽しめました。
2日目のほうがミスも少なく、吉川さんの喉もさらに開いてボーカルパワー全開・動きもキレキレで、初日を上回るカッコよさがさすがでした。
とくに好きなMODERN VISIONとGOOD SAVAGE、もう何時間でも見ていたいほどブチ上がりましたね。
2日目は布袋さんサイドだったのでさらに男性に囲まれた席でしたが、ノリではわたしは負けてなかったです(笑)
そこから歩いてホテルに帰る道すがらのお店に入り、カウンター席でビールを飲んでいると隣の歳上女性から話しかけられ、1時間ぐらいしゃべって楽しい時間を過ごしました。
その夜はホテルでひとりで部屋ビール&日本一心セトリ流して余韻を楽しみ、翌日飛行機で帰宅。
まさか見れると思っていなかったCOMPLEX。人生は時々すごいことが起こるものです。
あとは死ぬまでにXJAPANのライブを生で見ることが夢ですね。
東京の電車の乗り方には苦労しますが、やはり大都会は楽しい。
ひとりで展覧会いったりひとりでごはんを食べる楽しさも知ってしまいました。
今回は、ひとりの時になんとなくチェーン店に入るのではなく、行動先でのよさげなお店をいくつもピックアップしてスマホに入れておきました。
おかげで、2日ともホテルの近くのモーニングをやってる路地カフェに行ったり、お昼や夜ご飯も「できればここ!」って調べてた安くて美味しいところで食べることができ、満足度が高かったです。
航空券・ホテル代・ライブチケット代以外で使ったお金は約2万円でした。
電車代3000円、食費1万円、展覧会やグッズやお土産などが7000円。
今はまだ子ども2人の大学学費がかかるからやりくり大変だけど、自立してくれたら、もっとおひとり様で趣味満喫できそうな気がします。
さて、ダメ押しに現地で買えなかったTシャツをネット通販で購入するか…。
これも能登支援になるのだし。(自分が欲しいだけ)
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