モラハラ家庭の憂鬱クリスマス・モラ夫と過ごしたクリスマスをふりかえってみた

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green and gold christmas tree near boxes inside room
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モラハラ家庭では、クリスマスが楽しくありません。

いや、それどころか、クリスマスはもっともモラハラ地雷が多い緊張期間です。

ふつうの家庭なら、シーズンイベントは生活にメリハリがついて楽しいものだし、心がワクワクするものですよね。

だけどモラハラ家庭では真逆。

モラハラ人間のモラハラ欲を刺激して、モラハラきっかけになりやすいような、そういう「イベント」は一切ほしくないのが本音。

モラ夫はお金を出さないくせに、クリスマスの食卓やプレゼントへの要求が高いのがあたりまえ。

わたしとモラ夫のクリスマスがどうだっかたふりかえってみました。

交際時代

つきあってはじめてのクリスマス。

モラ夫はレストランのディナーコースを予約してくれていました。

そしてプレゼントにはダイヤの指輪を買ってくれました。

このへんは、それまでつき合ったことのある非モラの彼氏ととくに変わりません。

むしろ、プレゼントはそれまでもらったなかでも高価なものだったので、
給料がいいのかな?気前がいいわ♪
と感じていました。

この時はつらいできごとはなにも起こらず、幸せなクリスマスの一日を過ごしたと思いますが…。

しいていえば、あとからいえば「?」と思うことはありました。

それは、デパートで指輪を買ってもらってルンルンしているところに、
「バッグやくつも買ったらどう?」
と言われたこと。

「お母さんから、彼女に買ってあげてとお金をもらっているから」

わたしはちょっとおどろいたものの、年齢的に、このつき合いがしばらく続いたら結婚するかもしれないと思っていたので、親に話してくれて親も好意的に思ってくれているのだと単純にうれしかった。

でも、たったいま高価な指輪を買ってもらったのに、急に言われてもほしいものはすぐに選べません。

女の買物って長いですよね?

でもその後レストランの予約がせまっているという夕方に、「今すぐ選んで」と言うのです。

いつもなら時間がかかるパンプス選びですが、いろいろお店を回れる状況ではないので、そのデパート内のくつ売り場で選んで買ってもらいました。

これは実はモラ夫のマザコン行動であって、わたしがプレゼントを喜ぶことより、プレゼントして喜ばせたオレをお母さんが喜んでくれることで満足感を得ていたんでしょう。

この時は2万円ぐらいの高級なくつを
「いますぐ選べ!」
でしたが、結婚してからは5千円ぐらいで
「身につけるモノをいますぐ選べ!」
と変遷していきました。

結婚して最初のクリスマス

結婚してはじめてのクリスマス。

この年は激動の一年でした。

年明け早々、モラ夫が県外へ転勤するということで結婚してついていくことになり。

わりと急に結婚することを決めたのです。(これがよくなかった…)

わたしは仕事を辞めて、ひとり暮らしだったアパートを引き払って、県外の土地で結婚生活が始まりました。

知り合いもいないし、専業主婦だったわたしはスクールへ通ってパソコンや簿記の資格の勉強をしていました。

そのうち妊娠し、つわりがひどく吐き続けて4キロ痩せ、切迫流産で安静を強いられたりして記憶もないほど苦しい数ヶ月を過ごして。

安定期に入ってからやっと動けるようになったと思っても、夫は急に不機嫌になったり口を聞かなくなったりする…。

寒くなってお腹が張るのに、極寒の社宅で灯油を買ってくれるのかどうかと不安な日々を過ごし…。

クリスマスの時期もきっかけは忘れたけど、モラ夫から激しく怒られて何日も無視され泣いてすごしていました。

でも、そのモラハラ前に、
「クリスマスは職場の人が家に招いてくれてるからいっしょに行こうね」
とモラ夫から言われていたんですよね。

クリスマスの予定はどうするんだろうと気になりながらも、毎日無言で帰ってきて用意した夕食も食べないし、こんな状態で夫婦そろって人に会えるわけないなと思っていました。

なのに、クリスマスの日、お昼を過ぎてから突然ふつうのテンションでモラ夫が話しかけてきました。

「ルカちゃん、夜は田中さんちにお招きだから、クリスマスケーキを買っていこうか。」

わたしは泣きはらした目がはれぼったいし、
「お腹も大きくなって体調もよくないしトイレも近いから遠慮します」
と言ったけど、軽く受け流されます。

「大丈夫大丈夫、いこーよいこーよ!
もう用意してくれてるだろうし。
きっと楽しいよ。」

きっとわたしを連れて行かないとバツが悪いんでしょうね。

避けたかった人混みのデパ地下に行き、手土産を買って、同僚のかたの家におじゃましました。

奥様はステキな手料理をふるまってくれました。

その家庭には4~5歳のお子さん兄弟がいて、出産を控えていたわたしは、
「子どもさえ産まれればこんな幸せな家庭になれるんだ」
と、未来に希望をもつことができました。

帰宅するころにはモラ夫もすっかり機嫌がよくなり、
「子どもが産まれたらにぎやかで楽しくなるだろうね」
と饒舌に語ります。

もうこのころから、「機嫌がいいのも悪いのもモラ夫の気分次第でのびのびやっていい」という環境ができあがっていたんです。

people on christmas tree at home during winter
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子どもが産まれてからのクリスマス

子どもがいると、まちがいなくモラハラはマシになりました。

といっても、本当はいろいろとあったんです。

でも子育てってどうしても母親が中心だし、物理的にかかわる時間が短い父親のほうが立場が弱い瞬間がある。

だからモラ夫があれこれ育児に口出ししてきても反論してたし、家事がまわらなくてもそこまできつく怒られることはありませんでした。

オレ様のだいじな子どもを育ててもらわないといけないから、育児という仕事をしている妻を攻撃するのは自分が損しますからね。

それに正直、子ども2人を育てているとめちゃくちゃ忙しくて、モラ夫の機嫌がどうとかそれどころじゃなかった。

トイレもゆっくり入れない、髪もしっかりすすげない、座ってコーヒーなんて飲めない、そんな時期が3~4年続きましたから。

怒涛のような幼児期から子どもが小学生ぐらいまでのクリスマスは、子どもへのプレゼントやら子どもが好きな食事を用意することで手いっぱい。

小学校高学年になってくるとやっと落ち着いてきて、そのころから「ショッピングモールで今すぐ服やアクセを選べとせまられるモラ」が発生するようになりました。

そして、そのころにはもう経済的DVもされていたから、クリスマスの料理やケーキにお金がかかることが本当にきつくて…。

12月は光熱費も高いし、なにかと出費が多くて生活費も足りなくなるので、他の月で節約して貯めたりポイントを駆使したりして毎年ヒーヒー言ってましたね。

別居してからはそれがなくなって、本当に心の負担がなくなった~。

モラ夫からはあいかわらず、息子にことづけた子どもたちへのクリスマスプレゼントとともに、わたしへのプレゼント(千円ぐらいのマフラーとか)も入ってますが(苦笑)

娘も、モラ夫が選ぶ服やバッグが好みに合わないことが多くていつも苦笑いしています。

モラ-クリスマスまとめ

結論。

「モラハラ家庭のクリスマスは楽しくない」

まだモラ夫と同居しているあなたのクリスマスが平和に過ごせますように心からお祈りします。

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