秋は運動会の季節。
子どもがいると、幼稚園から長きにわたって年に一度の運動会が大きなイベントになります。
しかしそれは、すなわち、１イベント１モラの法則。
モラ夫がいる家庭にとっては、最大限に注意が必要な日となるのです。
モラ夫ときたら、いつもは、子どもとママ友を家に呼んでうっかり18時ごろまで遊んでたりすると帰宅してしまったことがあるほど定時で帰れるくせに…。
「仕事が忙しいからヒマなやつが全部完璧に準備しろ」
という圧を、数日前から出し始めます。
準備とは、場所取りの方法や、子どもが出るプログラムとその時の撮影位置、お弁当や飲み物などの持ち物の用意など。
運動会ではとにかく重要事項が多いので、前準備なしにのぞむと大痛手を食らいます。
座る場所が取れない、子どもが見つからず撮影ができない、お弁当や飲み物の量が足りないなどなど。
なんらかトラブルが起こるとモラ夫が怒るので、モラハラ家庭ではぜったいに失敗が許されないのです。
わたしの場合、当日は4時半に起きてお弁当をつくり、7時前にいったんモラ夫と場所取りに並んでテントを張り、家に戻ってまたお弁当づくりを再開しなければなりませんでした。
モラ夫はお弁当づくりはもちろん水筒など持ち物の用意にも関わらないので、場所取りぐらい自分で行ってくれればいいのに。
もちろんまわりの家庭はみんなそうしてました。
でも言えないんですよね、
「場所取り行ってきて」のひとことが。
あわよくばモラ夫から、
「ひとりで行くからいいよ」
って言ってくれないかな？と期待してましたがダメでした。
場所取りに行くと、案の定どこもパパがひとりでならんでいます。
なのに、うちは暗黙の了解で妻も同行。
テントが重いから車で送って行くのはわかるんだけど、その後の場所取りやテント組み立てもひとりよりわたしがいたほうがラクだからって。
これまでの経験でよくわかってるんです。
どうにかたのんでやってくれたとしても、なにかうまくいかないことが起こった場合に、全部わたしのせいにされて何日も無視されることになる。
子どもの手前、それは避けたいわけです。
だからだまってお弁当づくりを中断して、車を会場の近くのコインパーキングに停めて、テントを組み立てて場所取りして、いったん帰宅します。
その間1時間ぐらい、子どもたちは留守番になります。
ふだんはぜったいに子どもから離れるなというくせに、こういうときは留守番させてわたしも連れて行かれるんですよね（怒）
もしもビデオカメラの充電を忘れていたり、録画容量が足りなくて途中で撮れなくなったら大惨事！
子どもを撮れないショックより、モラ夫に怒られる恐怖のほうが大きいのが母としても情けないかぎり。
一度その失敗をやらかしてから、充電したよね？したよね？と数日前からなんどもなんども確認してしまう不安症になってしまいました。
録画ボタンを押し忘れて、子どもの出番が終わったと停止ボタンを押したつもりが、そこではじめて赤いRECマークが点灯してサーっと青ざめたこともあります…。
さらにさらに、プログラムのどれに出てどの位置にいるから、その2つ前のプログラムからあそこへ移動して場所取りをして…。
という動きの計画もわたし。
しかし観覧ポイントを見誤って、子どもが見つけられなかったりして怒られたこともあります。
なのでド派手なハイソックスをはかせたりして、見つけやすいよう工夫してました。
ある時は一眼レフカメラの操作が苦手なのに撮影をまかされて、シャッター遅れやブレでまったく撮れてなくて激怒されたことも…。
カメラにせいいっぱいで肉眼でも我が子を見れてなくて、わたしだってガッカリしていたのに。
運動会で会うママさんたちは、雑務はパパにまかせて自由に動き回って鑑賞してる人が多くて、ほんとうに、ほかの家庭がうらやましかったです。
そして運動会の夜は外食に出かける友だちも多かったですが、うちはつかれたからということで家でごはん。
帰ったらシートやテントをふいて干したり、洗濯したりお弁当箱や水筒を洗ったりとめっちゃ忙しいのに、モラ夫は子どもたちと昼寝…。
座るヒマもなく働いてやっとのことで夜ごはんをつくって食べさせ、長い一日が終わってようやく寝れる…と思ったところに、昼寝して超元気なモラ夫から夜モラ。
ほんとカンベン。地獄。
別居してからは運動会もラクになりましたが、ぼうしとサングラスで顔をかくして、上着と靴とバッグは新調してモラ夫に見つからないように、最新の注意をはらいました。
一度、モラ夫と至近距離で正面からすれちがったことがあって、心臓が止まりそうになったけど、完全防備のおかげで見つからずにすみましたよ。
そのときはこわくてこわくて、まだ午前中だったけど、その後の子どもの出演の見物は放棄して逃げるように帰りましたけどね！（泣）
もうすぐ下の子も高校卒業になるので、長かった運動会とのかかわりも終わりです♪
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