このUR団地でまもなく7回目の年越しを迎えます。
こんな極寒の団地で!
とはいえ、今年もガスファンヒーターとホットカーペットで難なく冬を過ごしています。
ただし、お風呂は地獄。
ヒートショックもあたりまえだろうというほどの、露天風呂かと思う寒さ。
それでも、階下の住人は90歳ひとりぐらしで元気に生活してらっしゃる。
住めないことはないのです。
うちも脱衣所というかトイレ前というか洗面所というか玄関というか、すべてに該当するようなせまい場所に電気ストーブをおいてなんとか風呂上がりの数分をしのいでいます。
しかし、それよりも、わたしが団地生活で耐えがたいことは洗濯のたいへんさでした。
洗濯機用排水口がないせいで、排水ホースを延長して、毎回毎回お風呂場へ渡してセッティングしないといけないのです。
それがゆえ、朝の洗濯予約タイマーが使えない。
結果、朝早きしないと出勤前に洗濯が干せないのです。
それが、予告もなく突然に、「この団地で排水口をつくるリフォームをします」というお知らせがきたのです。
丸一日、立ち合いのために家にいないといけないけど、これさえあれば人並みに洗濯ができるようになるというのです。
自治会の会議に出たときも話題にあがったのですが、おどろくことに、高齢の方は工事がめんどうだから辞退するという意見が何人もいました。
みなさん不便に思わないの?
わたしはすぐに希望の電話をして、工事をやってもらいました。
洗濯機をどかして、床をはいで、ノコギリで床を切り取って、排水管を取り付けて、お風呂場にドリルで穴を開けて、お風呂の壁から排水が出てくるという仕組み。
まあね、築50年超えてるのに、もうあと何年かで取り壊しだろうからおおがかりな工事はしないよね。
床をはがして汚い床下が露出したままお昼休憩になり作業員がいなくなったので、そのすきにホウ酸団子を3個ほど放り込んでおきました(笑)
洗濯機の真下に排水口が開いた感じですね。
右側の玄関わき床上にいったん出して立ち上げ、壁を貫通した向こうが浴室。
なんて強引な設計!
もしも床下で排水管が外れたり継ぎ目からもれたりしたら悲劇だけど、とにかくめちゃくちゃラクになりました。
プラスチック製の洗濯機置台も設置していただいて、洗濯機取り付けも完了。
ちなみに洗濯機の向こうが洗面台で、上部に見える突き当たりはトイレのドア、右がお風呂のドア、お風呂の壁の手前が玄関です。
こんなに渋滞する間取りがあるのでしょうか!?それが団地ってやつです。
毎日の洗濯が重労働過ぎて、それが一刻も早く引っ越したい最大の理由だったのに、それが解決したので、まだここに住めるわ…とさえ思えます。
こんなふつうの住設備に幸せを感じることができるのも、団地で7年耐えたおかげです。
お金を払わなくても修繕や改修をしてくれるのは賃貸住宅の最大のメリットですね!
家賃が安くて、古い以外に大きな不満もなく、ほんとうにあのときUR団地を選んでよかったな~とふりかえるのでした。
激狭い洗面台前、浴室ドアとトイレドアの前の場所にこれ置きたい↑
非常時にも使えるので数年前から検討中なのです。今使ってるのはコレ↓ 機能は満足してるけど大きいのでね…曲芸のようにコンパクトになりながら体をふいて服を着てます(涙)
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