前回書いた歯医者もまだ終わっていないのに、また通院の診療科を増やしてしまった…。
わたしは小学生のころから近視で、高校生のころにはもう強度近視の域に達してしまい、ずっとコンタクトレンズです。
20代のころは眼科で働いていたので、ちょくちょく院長先生に眼を診てもらえていました。
そのときから、高度近視により網膜が引き伸ばされて、はしっこが薄くなっている所見がありました。
網膜のはしっこに異常があっても、視野のはしっこになるし、眼は2つあるので片目に異常が生じてももう片目が補完して見えるので気づきにくいんですよね。
目の病気が進行しているのに、見え方が変わらないからという理由で受診するのが遅れた患者さんを大勢みてきました。
まあとにかく、リスクがある網膜だから、眼に衝撃受けたらはがれやすいから気をつけるように言われていたのです。
だけど、眼科勤務を退職してからは自分で眼科にかかったことは数えるほど。
コンタクトやメガネを作りたい時ぐらいで、精密な検査も受けてません。
多少気にはなりながらも、年に1回の人間ドックで視力と眼圧と正面のみの眼底カメラは検査していて、異常はないのでわざわざ眼科にかかるきっかけもないまま。
だけど!
職場で、50代後半の方が、網膜剥離で手術して2週間入院されたんです。
話を聞くと、視野が暗くなったとかそういうことはなく、まつげでも入ったのかな?というゴロゴロ違和感があった程度だそう。
ゴロゴロが治らないので、眼科でまつげを取ってもらおう~と軽い気持ちで受診したら、
「まつげっていうか、はがれてますけど?」
って網膜剥離と診断され、その足で大学病院に紹介状を書いてもらってすぐ受診、即手術入院だったそうです。
怖い怖い!
その方は、
「手術は全然痛くなかったし、術後もしばらく眼帯はしてたけどあまり支障もないし、よく見えるようになったから、心配しないでね」
と明るかった…。
網膜剥離って、加齢も原因になるんですよね。
実はわたし、ずっと目がゴロゴロして、時々それがすごく強くなるし、今またちょっと痛くなってるとこでした。
アレルギーとかドライアイだろうと放置してたけど、人間ドックで異常なしと言われたばかりだけど、急に不安になりました。
ちゃんと瞳孔を開いて(点眼して散瞳まで時間かかり戻るのも時間かかる)眼底検査して網膜をすみずみまで診てほしい…。
なので、仕事が休みの日に朝早くから眼科に行きました。
問診で検査の希望を伝えると、視力検査と眼圧検査をしてくれて瞳孔を開く目薬を点眼。
瞳孔が開くまでの時間を利用して視野検査をしてもらいました。
視線を固定したまま、視野のいろんな場所で小さな光が点灯するので、見えたらボタンを押します。
10分ぐらいを両目やるので、だんだん見えてるのか残像なのかクラクラチカチカしてきますが…異常はありませんでした。
そうこうしてると瞳孔が開いたので、いろんな角度の眼底カメラ撮影。
上、右上、右下、などと指示される方向に眼球を動かして撮影してもらいます。
それから、診察室で先生の手持ちライトとレンズで直接眼底検査になります。
眼底カメラ同様、あらゆる角度に視線を動かして瞳孔から網膜をのぞいて観察してもらいます。
結果、眼底には異常なしで、角膜表面に傷があり、原因はドライアイでした。
仕事中はパソコンを凝視するのでついまばたきが減るのですが、そのせいで涙が少なくなってしまってるようでした。
処方はヒアルロン酸点眼薬。
ドラッグストアで買うよりかなり安く(550円)目薬はもらえるのだけど、今回は初診料に加えていろいろと保険点数の高い検査をしたので約5000円かかりました。
身近に網膜剥離になった人が出たから重い腰をあげて眼科にかかったのだけど、本当はひとり親医療の助成がある時に眼科で診てもらいたいとは思ってたんですよね…。
やはり助成が受けられるうちに診てもらっておけばよかったです。
今回の診察、終わるまで3時間かかったし、眼が開けられないほどまぶしいからサングラスに超薄目で帰るのは大変だったけど、おかげさまでとっても安心しました。
眼科で加齢に伴って増える病気には緑内障もあります。
これも、眼圧を測らないとわからない、自覚症状はないけど放置したら視野が狭くなっていき失明することもある怖い病気です。
緑内障と診断されたら、一生、眼圧を下げる目薬を点眼をしないといけません。
わたしの同世代の友だちも2人治療しています。
眼科って行かない人はまったく行かない診療科ですけど、歳をとったら定期的に診てもらったほうがいいですね。
自分もまわりも病院通いの話題が増え、老化を感じずにはいられません。
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