ここ4~5年でしょうか?セルフレジが始まったのは…。
近くのスーパーも有人レジは1~2レーンしかありません。
中にはバックヤードしか店員がいなくて、完全無人のお店もあります。シャトレーゼとか。
慣れたお店だとどうにかスムーズに会計できますが、初めてのところだと勝手がわからずもたもたしてしまいます。
50代でこれですから、60代後半以上の高齢者だと、ものすごい大変だろうなと思います。
で、自分ではまだまだヤングの部類できっちりやれているつもりでした。
だかしかし!先日やらかしてしまったのです。
年に数回買物をする無印良品に、サンダルを買いに行きました。
旅行先で足が濡れるかもしれないのでスポーティーなサンダルが必票ということになったからです。
ネットで検索すると、無印のスニーカーサンダルは履きやすくて4990円とお手頃なのでねらいをつけました。

実際に試し履きをしたりして、色とサイズが定まったのでレジに行きました。
友人といっしょだったけど、先にカフェに行っておくねと言われたので、わたしはひとりでレジを済ませてカフェに合流の予定でした。
そのシチュエーションだからすこし急ぐ気もちがあったんですね。
セルフレジオンリーのそのコーナーは、案内するためのスタッフさんがひとりだけいました。
レジの画面で、ショッピングバッグがいるかいらないかの選択肢があり、紙袋10円をタッチ。
支払方法の選択では、バーコード決済が使えないのかと驚き、クレジットカードで支払い。
商品を入れるコーナーに移って、紙袋がそこにないことに気づき、一度レジに戻ると、レジの下に紙袋を発見。
「ちゃんと10円払ってます、取り忘れただけで、タダでもらえると勘違いしてません~」
という無言のアピールを、ゆったりとした動きとスタッフさんへのアイコンタクトで表現したつもり。
そして無事に紙袋にサンダルを詰めると、カフェへ移動して友人と合流しました。
そのあと、食事のお店に移動して、帰りは通りがかりの無料フェスでノリノリにはしゃいで夜遅く帰宅。
今日も楽しい一日だったと満足し、さて、レシートを整理しようと確認すると…。
無印の幅広のレシート、4990円+10円でちょうど5000円のはずだよねと思っていたのに、記載は10円。
え?10円?
これなんかの印字まちがいじゃないの?とよくよく記憶をたどると…。
わたし、サンダルのタグをピッと読み込んだ覚えがない!
レジの雰囲気や、紙袋の選択画面、会員証の読み込みなどがユニクロにそっくりだったので、その瞬間、脳がユニクロにワープして、カゴを置くだけで自動計算してくれたものと認識したようだ!
現金をさわってないから、クレジットカードをを読み込ませてもいくら決済したかまでちゃんと見なければ気づかないというわけですね。
どうしよう、これ万引きじゃんと青ざめるけど、夜も遅くて電話もできません。
悶々としながら眠りにつき、翌朝開店直後に電話をしました。
「確認不足で申し訳ない、10円しか払っていなかったんです!」
とまくしたてるオバちゃんに、冷静に時間や品番などをたずねる若いスタッフさん。
翌日、あらためて支払いに行きました。
「わざわざ正直にありがとうございます。」
ってお礼を言われて大恐縮。
正直に、って、まああたりまえだけど、「ラッキー」と済ませる人もいるのかもしれません。
てか、レシートもクレジットカードの明細も確認することがなければ、まったく気づかない人もいるんじゃないの?
わたしだって、レシート確認する習慣はあるけど、これが何点も購入しているうちの小さな1点だったらレジ打ち忘れに気づかないかもしれません。
セルフレジって、人件費がかからなくてすばらしいけど、お店側にもお客さん側にもけっこうリスクあるもんだなと実感しました。
それになにより、自分の老化とそそっかしさにはあきれました。
これからいろいろと衰えていくわけだから、とにかく時間と心にゆとりをもとう、そうしようと強く思ったのでした。
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