モラハラ被害者はおおむねガスライティングをされている

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ガス燈

ガスライティングとは

最近、三浦春馬さんの件でネットがざわついていますが、このことではじめて「ガスライティング」という虐待があることを知りました。

ガスライティングを知ると、これは、多くのモラハラ被害者が日々家庭内で毎日されていることではないかと気づきました。

そしてあらためてモラルハラスメントというDVの深刻さ・重大さ・悪質さを思い知らされたのです。

ガスライティング(英: gaslighting)は心理的虐待の一種であり、被害者にわざと誤った情報を提示し、被害者が自身の記憶、知覚、正気を疑うよう仕向ける手法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

配偶者間の身体的虐待の加害者の一部は、被害者側にガスライティングを行なっている場合があり、自分が暴力的であったことをきっぱり否定することさえある

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

セラピストは被害者である女性の反応を誤って解釈することで彼女の苦痛をさらに強めてしまうことがある。… 夫が行なうガスライティングは、一部の女性にはいわゆる神経衰弱をもたらし、最悪の場合、自殺につながる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ブルブルブル……

ようするに、洗脳とかマインドコントロールとか、サイコパスや犯罪者が使うような手口ですね。

なぜ「ガスライティング」というのかというと、「ガス燈」という妻を心理的に追い詰めるサスペンス物語の舞台・映画の作品があって、そこからきています。

物語の中では、さまざまな思いこませや小細工で、妻を精神的におかしい人にしたてていきます。

たとえば、物をわざとかくしておいて妻のもの忘れだと思いこませたり、部屋のガス燈をほんの少し暗くしておいて、妻が指摘しても気のせいだと言ったり。

次第に妻は自分の認知力に自信を失っていく。

そうした、法に触れず証拠も残らない心理的虐待の恐怖を描いています。

この作品から、この心理的虐待を「ガスライティング」とよぶようになりました。

モラハラ野郎の言動はガスライティングに近い

モラ夫がトンチンカンな論法でいつも攻撃してくるけど、

「なんなの?デタラメじゃない?
でもモラ夫自信満々に言ってくるし、もしかしてわたしがまちがってるのかな?」

っていう感じで自信がなくなっていき、神経も消耗してしまって、とにかく終わらせるために泣いて謝っていたわたし。

そのうちモラ夫になにかを伝える時、急に自分の記憶や思いちがいを疑ってしまって、

「まちがってなかったかな?もう一回確認してからにしよう」

と、何度も何度も慎重に確認しないと動くことができなくなりました。

モラ夫といると、判断力も瞬発力も行動力もなにもかもが衰退してしまいました。

モラ夫は知識としてガスライティングを知ってやってるとは思えません。

持って生まれた才能のように体得していて、あたかも呼吸をするかのように妻に心理的圧迫をかけてくるんです。

わたしは、いつのまにかモラ夫の正解を聞かないとなにも判断できなくなっていきました。

うっすらと自分なりの意思決定や解答は浮かんでいても、モラ夫の絶対的正解に合わせることが生き延びるための手段だったから、発言できない。

自分の考えが社会的な正解なのかどうかもよくわからなくなっていきました。

これは、ガスライティングをされていたといっても過言ではないでしょう。

ガスライティングを受け続けて平気なわけがない

モラハラ被害の一つにガスライティングがあるとしたら。

これはもう、受け流すとか意思を強く持つとかガマンするとか、そういうことでは太刀打ちできないような恐怖を感じます。

だって、家庭内という密室で、毎日毎日細かいところまで、心理学的に確立された手法で虐待を受けていて平気なわけがないです。

幸い、わたしは、

「なんのために生きているんだろう」
と思ったことはあるけど、死にたいとまでは思いませんでした。

また、

「モラ夫がいいがかりばっかりつけてくるけど、もしかして自分が自覚しないだけでそうなのかな?」
と自分の言動に自信がなくすことはあったけど、

モラ夫がわたしを非難することを全部認めることはなく
「ハイと謝っておくけどぜったいモラ夫が頭おかしい!」
となんとか正気を保っていました。

でも、あと5年、10年、20年、、、
続けられていたらやっぱり精神病んでいたにちがいありません。

モラハラ渦中で耐えているあなた。

どうか、ガスライティングに侵されないで。

自分は悪くない、自分が正しい、自分を信じる、自分を尊ぶ。

いつかモラ夫を捨てるタイミングが来るまで、自分を守ってください。

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