「悪かった、帰ってきてくれ。ところでTVが映りません」衝撃のLINEでモラハラ別居後一度だけ家に戻る

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テレビ

前に書いたように、わたしはモラ夫から脱出して2日で上の子を連れ戻されました。

これから紹介するのは、息子がモラ夫の元へ行ってしまった翌日のモラインです。

モラハラ人間の習性をよく知るあなたなら、いかにもモラ夫らしい違和感のある文章だと既視感をおぼえるのではないでしょうか。

モラ夫
モラ夫

息子に料理をつくって食べたさせたら、少しはリラックスした様子でした。

メニューは、親子丼と鶏肉ともやし炒め柚子胡椒添え、卵焼きとトマトレタスのサラダです。

きのうは目の前で起きたことが信じられず、あせってしまい、職場と移転先をたずねてしまって本当にごめんなさい。

迎えに行っていいと言われたら、すぐに飛んでいきます。

あなたしか人生をともに歩む人はいません。
本当に、本当に、帰ってきてください。

ところで教えてほしいのですが、テレビが映りません。どうしたら映るようになるか教えてください。

どうですか?

「息子はオレの元にいると一生懸命手づくりしたごはんを食べさせるとリラックスするぜ」みたいなこの感じ。

しかも、ごはんの画像つきですよ!

❝ここは謝ったが得策❞となれば、すぐに謝るのもモラ夫あるあるですね。

人生をともに歩むとか!今まで聞いたことも気持ちを感じたこともなかったけど?

で、テレビが何だって?検索しろや!なんでも妻にさせやがって。

この時は本当に、引っ越しの疲れと息子を失いかけている精神パニック状態でした。

いまでこそ怒りというかあきれてネタにもできますが、このころは本当に思考力もなくなっていて、このモラインをそのままモラ友に送って報告しました。

すると、ツッコミが続々。

A子
A子

子どもにはこのアピールきくよね…。

不慣れな父が一生懸命自分のためにつくったごはん、って。


母は生まれたときからふつうにずっとしてきたんだけど、当たり前すぎて子どもには見えないもんね。

B子
B子

よくこの状況で、テレビがどうのこうの言えるよね。
テレビなんか見ないで今後のこと考えろ!

C子
C子

親子丼と鶏の炒め物?鶏がかぶってる…。
これに卵焼き?卵がかぶってる…。

柚子胡椒添えとかお品書きじゃあるまいし、そんな情報いらんわ!

モラ友たちの、やさしくて、かつユーモアありの返信にどんなに救われたことか。

ひとりじゃない、みんながついてる。

そう思えたから、脱出後の不安定な心身状態を乗り越えられたのだと思います。

ところで、モラハラ脱出で大切なことは、一度家を出たら二度と戻らないことです。

モラ夫の元に戻ったら、必ず家出前のモラハラより陰湿で耐えがたいモラハラが復活するからです。

それをするがために、モラ夫は好条件をこれでもかと提示して、妻に戻るようにはたらきかけます。

そういうこともあって、脱出した妻は戻りたくなることがよくあるそうです。

わたしはなかったですが。

でも、いやおうなしにモラハウスへ戻らざるをえない事態が起こりました。

脱出してから3日目に上の子がモラ夫に連れられて、元の家に戻ってしまったその翌朝。

慣れない通学路が心配で、下の子の小学校登校につきそっていると、上の子からケイタイに電話がかかってきました。

着信画面にモラハウスの固定電話と表示されたので、もしもモラ夫からの電話だったらどうしようとおびえながらも、もしかしたら息子かもしれないから思い切って電話に出てみたのです。

電話の向こうの声は息子でした。

「風邪ひいたっぽくて熱っぽいから中学校休むって電話しといて。」

それを聞いたら心配で、でも下の子を送ったらその足で仕事に行かないといけない慌ただしい時間だったので、取り急ぎ会社へ遅刻しますと電話をかけて息子の元へ向かいます。

モラ夫はとっくに仕事へ行ったと息子から聞いていたので、たった数日しかたってないのにすでになつかしく感じるモラハウスへの道のりを歩きます。

数日ぶりにおそるおそる玄関を開け、ろうかを曲がってリビングのドアを開けると、新聞や着替えなどが床に散らかった光景がありました。

わたしの意見を出すことが許されず、モラ夫が選んだ気に入らないラグを敷いたリビング。
そこに息子はゴロンと横になってタブレットでゲームをしていました。

「学校には休むと連絡したから安心して寝てていいけど、
熱があるなら病院に行こうか?」

そう言ってはみたけど、「ちょっと頭が痛いだけだから寝れば治る」と言います。

「風邪ひいたから母のとこに行きます」って書き置きして、うちに来たら?というけど「いや」だと。

新しい家に連れて行くチャンスだと思ったのに、本当にダルいらしく、移動せずにここで寝ていたいと言うので断念せざるをえませんでした。

息子は「寝てるだけだし、この家に長くいるのもイヤだろうから仕事に行け」とわたしに言います。

それならテレビが見れないとかわいそうと思って、モラ夫からLINEで頼まれたことにこたえるようで不本意だったけど、テレビを調べてあげることにしました。

テレビをつけてもたしかに映らないから本体を見ると、レコーダーの電源が抜けてるだけ。
わたしが引っ越しするときに、ゲーム機を外したりとちょっと配線をさわったのが原因と思いましたが。

それにしてもモラ夫、結婚してからの15年間さまざまな雑用をわたしに丸投げしてきたからか、こんなことも分からないのか・・・。

息子には「適当にさわったらついた」と言いなさい、と伝えて後ろ髪をひかれながら仕事に行ったのでした。

モラハウスに入ったのはあれが最後です。

テレビの配線すらできないモラ夫が、どうやって4LDKの家の管理をしているのか不思議でなりません。

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