今年の6月に、高校3年生の子どもの奨学金予約採用申込をしていました。
このたび、奨学金を受給できることが決まりましたので報告します。
奨学金を申込みしたときの記事はこちら ↑
奨学金の予約申し込みから決定までの時間
5月20日
学校から、日本学生支援機構予約奨学金希望の生徒は
月末までに事務室に取りに行くようお知らせくる
子どもにしっかり言っておかないと、
申込書を取りにいかないとか
そもそもお知らせを親に見せないとか悲劇が起こります。
6月10日
学校へ申込書類を提出
6月11日
インターネット入力にて申込&マイナンバーを書留で郵送
~半年間音沙汰なし~
12月8日
学校から決定通知をもらう
日本学生支援機構(JASSO)の予約採用申し込みは、
通っている高校を通して行います。
そのため、学校によっていつ案内があるかはちがっています。
多少おそくても学校から必ず案内されるはずなので安心してください。
申し込みの書類には決定は11月終わりごろとありました。
でも実際に子どもが決定通知を持ち帰ってきたのは12月8日。
そのころには、どの大学を受験するのかかなりねらいが定まってきます。
とくにうちのような経済的に不安な場合は、奨学金がいくらもらえるかで選択肢が変わります。
ようするに、国公立に合格しなかった場合どうするかによって志望校を決めないといけません。
浪人してもいいのか合格安全圏の大学にするのか、それともすべり止めに受ける私立大に行くのかってことです。
だから早く結果を知りたかったんですよね。
決定した奨学金のくわしい内容
決定通知の書類はこんな封筒に入って学校からもらってきました。
決定通知はこんな感じ。
給付奨学金(返還不要)第Ⅲ区分の奨学金がもらえます。
貸与奨学金第一種(返還必要・無利息)も最高月額まで利用できます。
・・・ということです。
いくらもらえるのかというと、次のとおり。
給付奨学金第Ⅲ区分(月額)
国公立 | 私立 | |
自宅通学 | 9800円 | 12800円 |
自宅外通学 | 22300円 | 25300円 |
第Ⅰ区分の3分の1の金額なのが残念。
とはいえこれだけもらえたら、何かの事情でバイトができない時期でも自分の交通費と食費ぐらいにはなるから助かりますよ。
子どもによると、「要件確認等」の「学業成績・学習意欲に関する基準」で「×(非該当)」判定の人がけっこういたそうです。
(1)高等学校等における全履修科目の評定平均値が、5段階評価で3.5以上であること
(2)将来、社会で自立し、及び活躍する目標をもって、進学しようとする大学等における学修意欲を有すること(※)※学修意欲等の確認は、高等学校等において面談の実施又はレポートの提出等により行います。
独立行政法人日本学生支援機構
以上のことかから、3.5未満の成績で申し込んだ人が、レポート提出で判定された結果なのかなと推測されますが定かではありません。
もれなくついてくる授業料減免
貸与型第Ⅰ種・第Ⅱ種の奨学金を「借りる」ことと給付型奨学金を「もらう」ことでは大きくちがいますよね。
それだけでもありがたいのに、給付型奨学金受給者はもれなく授業料・入学金の減免も受けることができるのです。
いくら減免されることになるかというと、次のとおり。
給付奨学金第Ⅲ区分の減免額(年額)
国公立 | 私立 | |
入学金 | 94000円 | 86700円 |
授業料 | 178600円 | 233400円 |
こちらも、第Ⅰ区分の3分の1の金額になります。
自宅から通える国公立大学へ行ってくれるのならびっくりするぐらい負担が軽くなります。
大学生ともなると自分にかかるお金は「バイトしてね」ですみますからね。
なお、授業料等の減免の申請は、進学先の学校で決められている募集時期に手続が必要です。
奨学金はずっと同じ金額とはかぎらない
毎年秋に、提出したマイナンバーによる家計状況の調査が行われます。
そのため、今回は第Ⅲ区分で採用されたのですが、もし収入が下がれば第Ⅰ区分や第Ⅱ区分に変わることもありえます。
ひとり親で雇用形態が不安定だと病気などで急に収入が低下するリスクもあるけど、その場合も給付額が増えることでやむをえず退学という事態を避けられますね。
また、在籍報告や学業成績等の適格認定も毎年あります。
習得単位数や出席率が5割以下とか、平均成績が下位4分の1以下とかだとあぶなくなってきます。
もし留年でもしたら一発で奨学金は打ち切りですから、子どもにしっかり自覚してもらう必要があります。
離婚してないけど別居中で母親の収入しか提出できない問題について
最初に紹介した、以前の奨学金の記事にくわしく書いてますが、親はわたしのマイナンバーしか提出してません。
申請時に❝別居により生計維持者は一人です❞と申告しています。
おたずねがあった場合に提出できるよう、弁護士さんに以下文面で報告書をつくってもらいました。
ルカ氏は、当職を代理人として、現在夫であるモラ夫氏と離婚協議を行い、
ルカ氏が、モラ夫氏とは家計を別にしている状態にあることと、
ルカ氏とモラ夫氏の子ども氏(学生)の生計維持者がルカ氏のみ
であることをここにご報告いたします。
いつおたずねがきてもすぐ出せるように早々に用意してたけど、結局おたずねはなかったので使うことはありませんでした。
なので、もし言われたらそのときに用意するってことでも全然大丈夫でしょう。
わたしの場合は郵送料だけでつくってもらえたので全然いいけど、事務所によっては高いこともあるかもしれませんしね。
奨学金が決まって受験に向けて気が軽くなった
とりあえず、奨学金と授業料減免が決まったことで、親としては大学進学への心配ごとが少し減りました。
共通テストまであと1ヶ月、体調をくずさないようラストスパートをかけてほしいです。
「年収200万円程度しかない人でも最高額給付じゃなかったの?」
と、希望を失ってしまう人がいてはいけないので、なぜそうなったかはまた次の記事に書きます。
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