50歳になり弔事が増える今後に備えてふくさを購入

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叔母の葬式で気になったカジュアルなふくさ

わたしは成人の時に振袖もつくってもらってないし、結婚するときの嫁入り道具としての着物もいっさいもたせてもらってません。

成人式は振袖をレンタルしました。

わたしのまわりもそういう人が多いです。着物を維持するのもたいへんですからね…。

喪服は洋服のセットを結婚してすぐのころ自分で買いました。

そんな20代後半に購入した喪服を、今でも着ています。

といっても、これまで着用した回数はまだ7~8回。

モノとしてはまだまだきれいだけど、セットのうちパンツやスカートはウエストが苦しくてはけません。

ワンピースとジャケットは入るので着ていますが、20年以上前のものと思うと喪服料金の高いクリーニング代を払うのももったいなく感じて、ここ3回ほどは洗濯機で洗ってしまってます。

これから目上の親戚などの弔事に参列する回数が増えるだろうし、この歳でいったん買い換えしたいと思っています。

実は夏のはじめに叔母が亡くなりました。

75歳だったので、まだまだ若いですよね。わたしの従姉妹にあたる娘たちはとても悲しんでいました。

明るくて華やかで、わたしにもいつもポジティブな声かけをしてくれる素敵な叔母だったので、突然の知らせにとてもショックを受けました。

お葬式に参列したのですが、年配の親類がたくさん集まる席で、ふと気になったのがわたしの「ふくさ」です。

風呂敷タイプの台付ふくさをメルカリでオトクに購入

喪服については、わたしが持っているのはとてもシンプルなワンピースなので、流行感もなく若すぎ感もなくなじんでいたのですが、ふくさが年相応ではないと思ってしまいました。

喪服と小物セットで買ったもので、ふくさは慶弔両用の「金封袱紗」とよばれるブックカバーのような形でお香典の封筒をはさむタイプのもの。

いくら金封袱紗より風呂敷のようなふくさのほうがより正式とはいっても、色は黒だしいいのかなと思ってたけどレースのバラがちょっとカジュアルというか若すぎかなと気になって。

受付で一瞬見えるだけだし、だれも見てないからもちろん親に指摘されたりというわけでもないけど、自分で気になってしまったんですよね。

やはりちゃんとしたふくさを買おうと思って、調べると「台付袱紗」というのが包みやすそうだとわかりました。

紫色なら慶弔どっちも使えて、台も裏と表を返せばどっちでも使えるものがあるというので、それに狙いを定めました。

正絹ちりめんのものだと5000円くらいで買えそうということがわかり、デパートにでも行こうかなと思ってふと思い立ちメルカリを見ると、たくさん出品されている!

ということで、600円で未使用の美品を購入することができました。

さっそく、弔事に使うパールや数珠などのセットに加えて収納しました。

「いい人生だった」と言って亡くなった年下の友だちに誓う

後日談ですが、ふくさを買ってまもなく、ショックな訃報が入りました。

こちらの過去記事でも書いたと思うけど、わたしの脱出の際にとても助けてくれた年下のママ友が亡くなってしまったのです。

お互いの子どもたちが成長し、またコロナ時代に突入したということもあり、4年ほど会っていなかったので、病気になっていたとは知りませんでした。

3人のうちいちばん下の子はまだ小学生です(涙)

とてもパワフルで、健康にはかなり気を使ってる人でした。無念だったと思います。

近所なので毎日家の近くを通るから、あれから彼女のことを思い出さない日はありません。

ギブアンドテイクな関係だったママ友時代からわたしの生活が一変し、わたしには精神的にも物質的にも与えてもらうばかりになってしまっても、いつも明るくわたしやわたしの子どもたちのことをほめてくれた。

知り合ったのは10年ぐらい前の新しめのママ友だったけど、年下なのに憧れてしまうほどしっかりした人間でした。

だれもがあたりまえに50代を迎えられるわけじゃないんですよね。

その友だちのご主人から、亡くなる前に「いい人生だった」と言っていたと聞きました。

それが本心だったら少しほっとするし、わたしもそう言えるような後悔のない人生を送るからねと心に誓ったのでした。


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