年末に上の子がコロナに感染して、ホテル療養から戻ってきたのが1月4日。
3回のワクチン効果なのか、若いからかなのか、咳もいっさい残らず、味覚臭覚も問題なし。
なんならおいしいお弁当3食とふんだんに持たせたお菓子のせいで、ふっくらして帰還しました。
それでも、発症から7日間過ぎても3日くらいはウイルスを排出するという話も聞くから、大学入試を控えた下の子とわたしはできるだけ近づかないように過ごしました。
兄に勉強の質問をするときも、娘は決して開けないふすまをへだててやり取りしてました。
それにしても!
断捨離が趣味の娘は、えんぴつを全部捨てていたらしく、1週間前になって
「シャーペンじゃマークシートダメだから買ってきて」
と言い出すではありませんか。
ひそかにわたしが保管していた未使用えんぴつを確認したけど2Bや4B。
マークシートはHBじゃなきゃダメだというのです。はよ言えや。
これが意外と入手苦戦しました。
仕事の帰りに買うしかないのに、街中の書店やデパートなどには、UNIやMONOなど一流メーカーのばら売りHBが売ってないのです。
あったとしてもキャラクターものだったり、小学生向けの2Bだったりダース売りだったり…。
100均のUNIも、なんか純正のとデザインがちがうから不安。
あったはずの昔ながらの文具店も、コロナの間に閉店してしまったようで。
うちは車がないから、イオンみたいなところへ行けないし。
しかし思いついて行ってみたビックカメラのおもちゃ文具コーナーで、UNIの3本入りHBを発見!!
どうにか共通テストに間に合うことができました。
そうして家族全員超健康に共通テストの日をむかえることができました。
理系科目受験はスタートが遅くて、1日目は10時40分から、2日目は11時20分から。
会場まで徒歩10分。
同じ高校でもちがう会場の人もいるのに、誰よりも近いんじゃないか?というほど幸運にも恵まれました。
お弁当がいるけど朝はゆっくりだし寒くもないし助かるわ~と思いながら、来るなと言われたけど会場まで歩いてついて行きました。
せっかくだから会場を一周するように回り道して帰ろうかな…とテクテク歩いていると、娘から電話が。
「腕時計忘れた!あと20分で入室になる。」
近いとはいえ、ムダに回り道してたから家に帰るまであと5分はかかります。
それでもよゆうはあるだけろうけど、はたして家のどこに時計を置いてるのかわたしに探せるのか?
急いで団地に向かいしばらくしたところで、向こうから息子が走ってこっちに向かってきています。
「妹から時計を持ってこいと電話あったけど、見つからないからオレのを持ってきた!」
あぁ、娘は時計がないことで、まにあうのか今とてもあせっているだろうし、慣れた時計じゃないと集中できないかもしれない。
かわいそうに不安だろうな…なんでこんなことに!
息子は寝てたのでボサボサ頭で部屋着だし、所持金も身分証もなくスマホと時計だけを持って共通テスト会場へ激走の状態。
不審者と思われるんじゃないか?
それでも、時計が見つからないリスクもあるので、息子にはそのまま会場へ走らせ、わたしは家に戻って時計を探して見つかったら電話するよということで別れました。
そして家に着いた瞬間、娘から着信。
「時計ね、はめてた。」
え?
「もしもし、娘ちゃん、時計、腕につけてたのね?」
「うん、ゆるくしてたから上のほうにいっててそでから見えなかったー。」
なんじゃそりゃ。
脱力して、でもホッとして、息子に電話をかけるとまだ会場に着いてなかったので撤退要請をしました。
もうね、わたしも息子も息はあがるし汗ばみましたよ。。。
コンビニに寄って、URdeポンタで貯まったポイントでスイーツを買って帰り、やれやれと息子とふたりで食べました。
あんなに朝から時間があったのに。
家を出る前、忘れ物はないか声かけしたらオールオッケーと言ったのに。
ほんとうに子どもってなにをしでかすかわかりませんね、18歳になっても!
試験の出来はどうでしょうねぇ…。
「どうだった?」
とはぜったい聞いてはいけないと言われているので、何も聞けません。
自発的に言ってるのは、化学がすごく難しかったということです。
さて、受験はこれからの2週間がたいへんです。
自己採点の結果によって国公立の志望校を決定して願書を出し、もしものための私立大学の受験もしつつ、前期試験、後期試験へと忙しいスケジュールです。
親にできることといったら、ごはんを食べさせて健康管理をしてお金を出すことだけです。
どうか笑顔の春がおとずれますように…。
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