モラ夫と弁護士とわたし~一生縁がないと思っていた弁護士とタッグを組むまで~

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弁護士

SUITSで弁護士役を演じる織田裕二さんは最高ですね!

ということで、今回は弁護士についてです。

モラハラから解放されたい、別居したい、離婚したい、、、

そんな人は、もれなく弁護士さんとお近づきになることになるでしょう。

なぜなら、日々のモラ夫との生活でイヤというほど思い知っているように、
モラ夫とは話し合いができないからです。

あなただってこれまで何度も、モラ夫となんとかうまくやっていこうと話し合いに挑んだんじゃないですか?

その結果、あなたの言い分をわかってくれて解決し、
雨降って地固まる的なふつうの夫婦のような歴史を歩んできましたか?

答えはNOですよね……。

わたしも、結婚してからモラハラというDVがあることを知るまでは、
なんとか話し合って分かってもらおうとがんばっていました。

たまには、モラ夫が納得してくれて、やさしくしてくれたこともあって、
やっぱり思い切って胸の内をぶつけたら人間わかるってもんだと喜んだも束の間、

自分が優位に立てなかったその話し合いの結果を根に持ち、ゆがんだ認知をして、

「今度からこれについてはこうする」
「あの件はゆずったからこの件はこれでいく」

などど、半沢直樹も真っ青の倍返しの反撃をされてきたんです。

モラ夫は、そういう能力は天才的です。ほんっと~に、世界一役に立たない能力!

だから、平凡に生きていたら一生縁がないと思われる弁護士さんに頼るしかないんですね。

弁護士さんとのファーストコンタクト

ちょっとヘビーな話ですが、わたしがはじめて弁護士さんとお話ししたのは、
DV相談ダイヤルに電話をしたときに紹介してもらったときです。

はじめて電話をかけたDV相談ダイヤルは混んでました。
しばらくおきに1時間くらいかけつづけてようやくつながりました。

「あの…DVというか、ひどいことを言われたり無視されたりお金をもらえないという相談なんですけど…。」

開口いちばんそう断りを入れるわたしに、相談員さんは、
身体的なものでなくても暴力ですよと受け止めてくれました。

ひととおり話を聞いてくれた後、女性センター内で無料弁護士相談を受けてみるようすすめられ、
とまどう私に、匿名でもいいし無料だから相談だけでもと電話番号を教えてくれました。

DV相談なんかしちゃったわたしだから、
もう勢いでなんでもやっちゃえと思って弁護士相談も予約しました。

後日、その弁護士さんと面談しましたが、
女性弁護士さんだったということもあり思ったより話しやすかったし、すごく親身になってくれて、
こういうときのために、弁護士という人たちがいるんだなと一気に近い存在に感じました。

そして、モラハラ相手には弁護士を入れないとむずかしいし、
そういう案件がすごく多いというのも教えてくれました。

法律事務所を選んだ方法と依頼をするまで

法律事務所

女性センターの弁護士無料相談から3年以上たち、
いよいよモラ夫から脱出する覚悟と準備もできたので、弁護士さんを探すことになりました。

まず考えたのは、紹介してもらったところでした。

女性センターに派遣される弁護士さんは、いろんな法律事務所から当番でやってくるみたいで、
紹介してくれたのは、わたしが相談した人の所属事務所ではなく、ちがうところでした。

そこは女性弁護士がほとんどで、女性から依頼された離婚の取り扱いが多いからおすすめだと。
法テラスの利用ができるということも魅力でした。

でも、うちはモラ夫のなかのモラ夫だし、弱い者にはめっぽう強いモラハラ男だから、
女性弁護士ではナメてかかるんじゃないかと考えました。

そこで、ネットで他の法律事務所も口コミなどを検索しました。
費用についてはどこもあまり変わりません。通いやすい場所というのもだいじです。

最終的には、脱出に成功してスピード離婚が成立したモラ友に法律事務所を紹介してもらいました。

その法律事務所は仕事のあとでも行ける場所だったし、サイトで見た印象もよかったんです。

はじめて弁護士事務所をおとずれる緊張したわたしに、
所長さんと若い弁護士さん2人でメモを取りながら熱心に耳を傾けて共感の言葉をかけてくれて、
ここなら信頼してお任せできると感じてその日契約しました。

そのとき話を聞いてくれた若い弁護士さんと、この日から長いつきあいが始まりました。

まずは気になった法律事務所の無料相談をしてみて!

たいていの法律相談事務所は、初回相談料無料です。

時間は、30分~1時間ぐらい。
30分はあっという間だからできれば1時間のところがいいけど、行ってみないと相性は分かりません。

もしもはじめて行ってみた相談で、なんとなく話しにくいとか、もやもやがあったら、
固執せずにほかのところに行ってみるといいですよ。

わたしのモラ友のひとりが、ある法律事務所の初回無料相談で、
つらい状況を相談してるのに、なんだか半笑いであしらわれて落ち込んだということがありました。

そういうところはモラハラについて理解がないと判断して、さっさとやめたほうが身のためです。

ピンとくる弁護士さんになかなか出会えないと、だんだんメンドウになってあきらめそうになったりするけど、
せっかく出したその一歩をひっこめないで、長くつきあえそうな信頼できるところを探してください。

自分で探すのがむずかしいなら、法テラスの窓口を利用するのがハードルが低いかもしれません。
法テラスでは、弁護士費用を国に立て替えてもらって、月5千円から分割払いで返済することもできます。

気になる費用についても、最初の相談時に、分割払いや法テラスの利用ができるかどうか(法テラス登録しているところならOK)聞いてみるといいですよ。
夫から逃げたい妻だったらお金によゆうがないと分かってくれてますから。

わたしが依頼したところは、支払いが不安と相談したら、
逆に月々いくらずつなら払えますかというスタンスで、無利息の分割払いにしてくれました。

だから、依頼した翌月から3万円ずつ払っていきましたよ。

ソフトモラなら弁護士なしでいけるかも

ソフトモラってなんやねんって話ですが(笑)

だまって逃げ出したいほどのモラ夫だから、あんまりいないでしょうけど、
モラハラのレベルがちょっと低めのことをソフトモラと定義してみます。

妻のあなたがまだちょっと強く言い返せるというか、これ言うと黙るという弱点を持つモラ夫とか。

さらに、妻が早期にモラハラに気づいて、まだ心身衰弱してない場合は弁護士なしでも逃げられるかも。

自分でメールとかで交渉してもいいし、
養育費なんかの公正証書をつくるのもネットで調べれば自分でもできるし、
内容証明とかモラ夫に送って交渉して、
なんなら調停を申し立てるのもできなくもない。

だいたいはネットと公的相談の利用でやり方は分かるでしょう。

どうしてもお金を節約したい人はやってみてください。
おすすめはしませんが。

弁護士依頼せずに本人同士や身内が入る程度でモラ夫との離婚交渉をすすめる人もたしかにいるけど、
わたしはぜったい、ぜーったいムリでした。

弁護士費用は分割払いにして、しかも離婚成立後にモラ夫からもらう養育費から払えばいいんです。

わたしはそういうことも知らなかったし、調べようともしなかったから、
まず弁護士費用を貯めなければいけないと思いこんでました。

だから、これを読んだあなたは、
弁護士費用はぜったい払えるから、逃げれるタイミングを逃さないでほしいと思います。

弁護士費用がいくらかかったかは、長くなったのでまた別の日にくわしくお伝えしますね。

たしかにお金はかかりましたけど、すべてモラ夫からもらえたお金でまかなえました。

モラハウス脱出準備中の心配事や、脱出後にも次々とおそう不安にも
逐一こたえてくれた弁護士さんには感謝してます。

今あらためて弁護士さんとのやりとりを確認してみたら、
往復で300通もあったので、150通メールをもらったことになります。

若くてイケメンで、やさしくて、しかもユーモアもありました。
細かいことまで質問したり、本当に頼りにさせてもらってました。

たとえば、わたしってばこんなメールを送っていました。なつかしい・・・。

もし、夫が内容証明の受取すら拒否し続けたら、
調停の呼び出しも伝わらず、なにも動けないということがありますか?
同居時からいつも、
いくらなんでもここまでしないだろう、人間だもの。
という想定をはるかに超えた攻撃をしてくる人なので、めちゃ怖くなってきました・・・。

フランクなわたしのメールの文面にも気分を害することなく(たぶんだけど)、
ときにはモラ夫への怒りをぶつけ、ときにはバカバカしい雑談の入ったメールにも
しっかり返信してくれて、精神安定剤にもなってたように思います。

モラ夫は想定を超える要求をしてくるし、
想定を超える長期間におよんだモラ夫との交渉をなしとげてくれた費用としては
むしろ安いぐらいだと思いましたよ。

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