【申請文例】これで給付型奨学金もらえました!高校生向け国の就学支援金にプラスで助かる

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高校生は、公立のみならず私立でも、無償化政策により学費の負担が減りました。

とはいえ、シングルマザーや離婚調停中の別居状態など、経済的に不安な中で高校への進学をした場合は、授業料以外の出費もきついですよね。

交通費、昼食代、部活や塾代、おこづかいだって必要です。

そこで、高校無償化の就学支援金に加えて、返済しなくてもいい給付型の奨学金を申請してみませんか?

わたしは上の子の私立高校在学中に、60万円もの奨学金を地元の企業様主催の奨学金団体からいただくことができて、とても助かりました。

奨学金

学校からもらってきた奨学金の一覧ですが、たくさんの奨学金がありますね。

別居までは低所得世帯ではなかったので、このような奨学金の存在はまったく知りませんでした。

それに、高校に入学した時点では離婚はしておらず、別居という状態だったので、ひとり親向けの支援も無縁のものと思っていました。

なのにどうして奨学金のことを知り、いただけるまでに至ったかは以前にくわしく紹介していますのでごらんください。

今回は、その奨学金を申請するにあたって、母であるわたしが書いた申請する理由の作文を紹介します。

また、子どもがいただいた奨学金は半年に一度の高校生活での成果レポートの提出義務があったので、その作文も紹介します。

なお、ご質問がある方は、なるべくみなさんにシェアできるようにコメント欄からお願いします。

プライベートな状況を交えてのご質問はお問合せフォームからメールしてください。

まるまるコピペは遠慮ねがいますが、なにかと忙しかったり、文章を書くことが苦手な方の参考にしてもらえれば幸いです。

奨学金申請時に書いた母親の申請分

約2年前から離婚協議に入り別居し、契約社員の母一人の収入による生活となりました。
協議が長引いており、離婚成立の時期や、養育費がもらえるかどうかが不明な状態で高校へ進学することになりました。
本人は真面目な性格で、スポーツも勉強もがんばって、希望の大学に進学したいという意欲があるため、家庭の事情がどうであっても本人の将来の道を広げてやりたいと思っています。
母としては収入を増やす努力をし、離婚協議で父からの今後の支援を充分得られるよう話を進めて、大学進学に臨みたいと思っていますが、そこに到るまでの期間を、本人には安心して勉学に励んでほしいと願い、貴奨学金に応募させていただきます。

高校生の子どもが書いた奨学金団体へ提出するレポート

子どもは、高1~2年は月15000円をいただき、半年ごとにレポート提出をしていました。

さらに、高3では前の2年間の奨学金が終わったので別の団体へ志願し、月2万円を卒業までいただき、最後に高校生活を終えてというレポートを提出しました。

紹介するのは、高1のはじめての提出時のものと、卒業時に提出したものの2校です。

文字数は指定されていた1500字程度(原稿用紙4枚程度、A4レポート用紙2枚程度)。

子どもの文章なので、ん?というところはありますが、作文を書くのは好きな子なので、具体的なエピソードを入れてそこからの発見をまとめにもっていく、という構成はできてるのかなと思います。(親の贔屓目です)

どんな内容書いたのかなとか、お子さんの参考にでもしてくださいね。

奨学金受給が始まって最初のレポート

「苦手な教科から学ぶ楽しさ」

高校生になってから、二学期になります。初めての高校生活は、新しい環境で新しい友達と過ごす毎日で、めまぐるしい反面、楽しい日々を送っています。しかし、中学校のときとは違い、高校では大学受験を一年生のころからひとつの目標とした勉強を三年間続けていきます。そのため、自分の苦手な分野も克服していかなければなりません。今回はそんな僕の苦手な教科の授業で、面白いと感じた出来事についてお伝えします。

 僕は現代文が苦手です。問われている質問に沿った回答がなかなか書けず、テストでも満足のいく結果が出せませんでした。特に物語文については、読むことは好きでしたが、 人物の感情を読み取ることがうまくいきませんでした。そんな中、『鏡』という物語についての授業に入っていきました。授業前の休み時間に、少し冒頭部分を読んでみました。始まりは、三十歳代の主人公が何人かの友達と恐怖体験を語り合っている場面でした。そして物語は、学生運動を行っていた過去を持つ主人公が、恐怖体験を語りだすところから展開していくものでした。この部分だけを読んだときは、幽霊や身の危険を感じた時の話ではないのかなと思いました。そうして冒頭を読み終えた後、ふいに
「次は村上春樹の話なんだ。」
と隣の席の男子に声をかけられました。彼は僕とよく話してくれる友達で、本を読むことが好きな人です。彼は続けて、
「村上春樹って知ってる?」
と質問してきました。聞き覚えはありましたが、どのような人物なのか分からなかったので、聞いてみました。すると、
「村上春樹は色々な物語を書いていて、結構有名な作家だよ。『ノルウェイの森』や『騎士団長殺し』とか聞いたことない?」
と答えてくれました。『騎士団長殺し』というタイトルは以前ニュースで見かけたことがあったので、『村上春樹』という名前を知っていたのでしょう。それを聞いて、難しい内容なのかなと思いました。

 その後、授業は進んでいきました。その後の大まかな物語の流れは、主人公が十八歳の時に中学校の夜警を勤めていたある日、廊下で鏡に映る自分を見つめていると、まるで自分ではない人と向き合っている感覚になり、自分を憎んでいるようであったという内容でした。この文だけでは十分な説明は出来ないですが、はじめは何を意図しているのかまったく分からず、単なる怪奇現象の話なのかなと思っていました。授業では、『鏡に映った自分』が何を指しているのかを考えるように指示されました。正直に僕はまったく分かりませんでした。すると、クラスで一人だけ挙手した人がいました。隣の席の彼でした。彼は
「『鏡の中の自分』は学生運動をしていたころの主人公のことだと考えます。『憎んでいる』とあったのは、昔の自分が今の自分に抑圧されているからです。だから、『鏡の中の自分』は今の主人公の中にある恐怖が表れたものなのではないでしょうか。」
僕はこれを聞いてさまざまなことを感じました。まずは、納得しました。前半での何気ない文章が伏線となっていて、それがここに来て意味を成していました。それをすべて網羅していた彼にはただ「すごい。」と感嘆するばかりでした。一挙に今までの分からなかったことを捉えることが出来て、物語の面白さを知るいい機会になりました。

 この出来事があり、今は小説を読んでみようという気持ちになりました。まずは、村上春樹の本を読んでみたいと思います。その授業のあと、僕は彼になぜそこまで読み取れるのか聞いてみました。彼は、
「本を読んでいたら分かってくるようになると思うよ。後はセンスがいるかな。」
と返してくれました。もちろん、コツなどもあるとは思いますが、まずは興味を持つことが大事だと思うので、楽しみながら読んでいきたいです。

奨学金受給期間を終えて最後のレポート

高校生として過ごした3年間は今振り返るとあっというまの時間でした。部活での出来事や学校の行事を通しての経験は、高校生のときにしか得られないものが多くありました。部活はテニス部として活動していました。そこでは先輩や願間の先生、 コーチと、練習のためにたくさんの話をしてお互いが納得できる計画を立てるという機会が多く、中学校での部活と異なり、生徒が生体となって先生に要望を伝えて活動するという点は、自主的に行動する力になりました。また部活のメンバーと共に、大会に向けて互いに苦手な所を指摘しあったり、他の学校との練習試合を通して改善点を見つけてパートナーと作戦を考え直したりして、努力して課題解決することを学ぶこともできました。部活動を通した経験は、普段の学校生活や社会人になったときには得られないであろうことをたくさん得ることができ、最後まで辞めることなく続けたことはこれから先の人生できっと糧になると思います。

 学校の仕事でも、体育祭や文化祭などの志願した係で様々な経験や体験ができました。行事の中では特にベトナムへの修学旅行が印象深いです。海外に行った経験が赤ちゃんのときだけだったので、日本との違いを、テレビで観て伝わるような街なみの違いだけでなく、空気感や高い気温などの違いまで肌で感じることができ、とても刺激的な体験や、様々な発見もありました。国際化する世の中で他国の動きや、内部事情を理解することは問題解決の糸ロにつながることなので、現地で直接体感するてとはとても大事なのだと思いました。
また、ベトナム戦争についても、現地に残った爪痕を見学してその痛ましさ恐ろしさを目にして来ました。
このことをしっかりと学んだことで、近年の粉争問題の重要性を再確認し、他人事ですませてはいけないと強く胸に刻みました。

 3年生では大学受験を経験しました。未曾有の事態の中で様々なイレギュラーが発生して2020年の初めは不安な状態でしたが、学校の授業もしっかりと終わることができ、共通テスト、前期入試、後期入試と挑みました。結果は国立大学に合格できず、私立大学への進学になりました。失敗の原因はリスクのある選択と、集中カを維持することができなかったことだと私は振り返って考えました。しかし先生は、「結果は失敗でもその選択をしたことは、挑戦したという貴重な経験になると前向きに捉えて、今後は挑戦する方法を変えて戦略を立てればよい」という考え方を教えて下さいました。これを開いて私は、そういった視点もあるのだという新しい発見をすることができました。失敗を繰り返す恐怖も確かにあり、安全な道を進むという選択も妥当です。ただし自分の満足する結果が挑戦の先にこそあるのならば、やリ方を考えながら挑戦してみるという選択もどちらも正しいと思います。なので、どちらかの考えに固執することなく、その時その時に、挑戦することが正しいのか否かを見極めて、自分が最も満足する結果になるようにこれから努力していきたいと思います。

 就職については、1年生のうちにある程度候補を絞って、2年生からは自分の目標に向けた資格や数料を履修していけるように計画をしていきたいです。 その時にまた、必要なことに対する挑戦をしっかりと見極め、希望の就職ひいては人生が開けるように、しっかりと大学で学んでいきます。

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