大学生ひとり暮らし半年経過。え?って思ったできごと集

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18歳で成人とはいえ、ついこないだまで学校のルールで、また親の庇護のもと生活していた子どもです。

全国でたくさんのそんなお子さんたちが、4月からいっせいにひとり暮らしを始めるのですよね。

娘にはぜんぜん家事を教えてこなかったし、世の中の常識もどれほど分かっているのか不安ですが、家から通えない大学に入学したので強制的にひとり暮らしスタートとなりました。

1年は寮に入ってほしかったけど、いやだというので…。ひとりは怖いというのかと思ったのに。

引越し前後でつめこみであれこれと細かいことを教えましたが、いろいろと「え?」と思うできごとがあったので、この半年のできごとを紹介します。

「浄水器合わなかったから捨てた」

節約家庭で暮らしていた娘なので、水を買うという概念がありません。

かといって、水道から出る水をそのまま飲食に使うのも抵抗があります。

なので、団地あるあるアイテム「トレビーノ」をアパートにもつけようかということに。

ですが、たいして料理をしない学生アパートにトレビーノは贅沢(笑)

なので、浄水機能は低いのかもしれないけど、千円ぐらいの蛇口の先につける簡易な浄水器を買ってみました。

本人に装着をまかせていたのですが、LINEがきて「合わなくて使えなかったから捨てた」と…。

え?

いや、結局は捨てることになるかもしれないけど、安いとはいえ新品の物を捨てるだなんて!

いったん母に見てもらうとか考えないのかな?もしかしたら団地でしばらく使えたかもしれないのに…。

かんたんに捨てないで!(泣)

結局はトレビーノが合ったので、贅沢ながらそれを使っています。

「あやしい請求書きた」

詐欺の類には気をつけるように釘をさしています。

信用できないネット通販とか、闇バイトとか、架空請求とか、いろんな危険があるからね!と。

そしたらある日LINEで「あやしい請求きた」と画像が送られてきました。

そこには、「〇〇電力」の文字が…。

いや、ふつうに電気代じゃんか。

「電気代ってことは読んだけど、でも振込用紙が送られてくるなんてあやしいでしょ?」
だって。

「口座振替が始まるまで振込用紙で払うんだよ、電気止められるよ!」
と教えました。

用心深いのはいいけど、あやしいものを見極める能力というか経験が不足しているようです。

「1回もお金おろしてない」

4月の後半には大学も楽しくなり、早起きして洗濯を干してから朝ごはんを食べて家を出るというルーチンも慣れてきた様子でした。

そのうちサークルにも入り友だちもできて、洋服や交通費などお金を使い始めたようです。

5月の後半にはバイトも始め、すっかり生活が軌道に乗ったようですが、バイト代も入っているはずなのに「お金がない」と言うことが増えました。

仕送りは毎月4万円をゆうちょの口座に送金していて、そこからは電気・水道・ガス代が引き落とされますが、あわせて1万円未満なので3万円ちょっとはあるはずだけど、足りないのかな?

食事はミールカードを買っているので、できるだけ学食で食べれば食費はほとんどかからないんだけど。

「仕送りふやそうか?いくらいる?」

と聞いたら、

「あ、あの口座は暗証番号がわからなくて1回もお金おろしてない」

え?

もう8月だけど?

どうやって生きてるのか聞くと、自分の貯金の口座からお金を引き出しているそう。

赤ちゃんのころからのお年玉などを貯めていて、たしか40万円くらいあったと思うけど、そのうち30万円は定期貯金にしていておろせないはず。

しかもバイト代が入る口座も手をつけずに貯金しているとのこと。

いや、お金いっぱい持ってるじゃん。

しょっぱなから暗証番号をまちがえてロックされて以来、仕送り口座は放置しているという…。

郵便局の窓口に、通帳と印鑑と学生証持って行って暗証番号を解除してもらうんだよ、と指示しても、16時までに行くのがむずかしいと言ってなかなか行きません。

結局は、夏休みに帰省して平日に時間を取っていっしょに郵便局に行ってあげました。

1週間後ぐらいに郵便で暗証番号が送られてきて、ようやくキャッシュカードで出金できるように。

「15万円ぐらいある~」と喜んでいます。

やれやれ…。

「洗濯干すの忘れてカビてたから捨てた」

なんだかんだ忙しいと言ってぜんぜん帰省しないのですが、夏休みには地元の友だちと遊ぶ約束をしたので5日ほど帰ってきました。

朝早く家を出て帰ってきたようで、5日ぶりにアパートに戻ると、出かける前に干そうと思って洗濯していたのにそのまま洗濯機に入っていたそう。

「洗濯機開けたら洗濯物入ってて、なんかピンクのシミとか黒い点々ある」

というので、

「それカビじゃない?ワイドハイター入れて洗濯してみてきれいにならない?」

と返信したときにはもう、

「気持ち悪いから全部捨てた」だって!

安い物だろうけど、なかには買ってまもない洋服もあり、お気に入りのタオルやハンカチもあったそう…。

きわめつけは、わたしが買ってあげてた洗濯槽クリーナー(高い)を、今しなければとやってみたのはいいけど、つけおき時間をまったく取らずにふつうに洗濯運転したと言うではないですか!

あの酵素クリーナーは4~5時間お湯をため置きすることでカビをはがしてきれいにするものなのに!

効果が半減だよ、もったいないよ…と嘆く母にもどこ吹く風で、ガッカリです。

「新幹線で友だちのとこ行く。切符は乗る時に買うよ。」

ひとりで4ヶ月生活して自信がついたのか、遠くの大学に行った友だちにひとりで会いに行くと言い出しました。

春休みのディズニー旅行は全部手配してあげて、空港まで送って飛行機に乗せてあげたけど、成長したな~とうれしくなりました。

数日前になって、新幹線の切符はどうやって取ったのか聞くと、

「え?乗る時に買うよ?」

は?ふつうに買うと新幹線ってめっちゃ高いけど?

いや、わたしもくわしくないけど、まれに新幹線に乗るときには、ネットで安いチケットの買い方を調べます。

たいていは、JRとかの会員に登録して、1ヶ月とか2週間とかけっこう早めに買うと早割とかあって、最大半額ぐらいになります。

がまんできずに調べてあげると、もう数日前でいちばん安いのは金券ショップで買うしかないし、それでも6000円は安くなるから、仕事帰りに株主優待券を買ってあげました。

株主優待券を使って買うんだよ、と言っても不安そうなので、結局は早朝駅までいっしょに行ってあげて、みどりの窓口で購入までサポート…。

あまいとは思いながらも、お金がもったいないし、乗れなかったらまたムダになるし、結局はお世話してしまいました。

あまり旅行したことないとはいえ、どこか行くときには母がネットで血まなこになって安くおさえようとしてたのを覚えてないのかな?

ちなみに帰省するときはいちばん安い高速バス回数券を使いますが、夜遅くにアパートに戻らないといけないとき、バスの3倍近い金額で新幹線のチケットを買っているのを目撃しました(汗)

まあね、こうしていろいろありますけど、お金のこと・生活力・解決力、勉強と同じく大切なので、しっかり学んでほしいですね。

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